2023年度 写真集制作ワークショップ「Photobook as object」追加募集応募は締め切りました。
2023年度 写真集制作ワークショップ「Photobook as object」追加募集応募は締め切りました。
2014年度に第1回目を開催し参加者の作った本が世界のフォトブックシーンで話題になり、大きな成果を残したワークショップ。その後、毎年5月に開催し、2018年にはラトビアISSPに海外遠征し開催されました。2019年には再び東京にて開催。2020年、2021年も東京で開催予定でしたが新型コロナウイルス感染症の影響で延期され、2022年に新たな日程を設け2年ぶりの開催を果たしました。
「本以上の存在感がある作品、内容が触知出来、理解を更に深める事を可能にする本」、最終形をこのようにイメージし、完成度の高いブックメーキングを目指します。
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2023年度 写真集制作ワークショップ「Photobook as object」追加募集応募は締め切りました。
◎会期1:2023年5月8(月)9日(火)10(水)、5月15日(月)16日(火)17日(水)の6日間
※それぞれ中日(3日+3日の実施日の間の日程)にあたる期間は、ワークショップ会場での自習、参加者同士による作品発展のアイデアの共有、提案やディスカッション等が毎年恒例となっております。遠方から参加予定の方でその期間も滞在が可能な場合はぜひご参加いただき、有意義な制作時間に当ててください。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、安全確保の観点から開催時期が延期される可能性がございます。基本的に中止はなく延期での対応となります。 その際、開催時期については状況を見極め、日程変更で開催する方向で調整をしていきます。延期の決定となった場合には、参加確定者には参加継続の意思を確認し、キャンセルのご希望には柔軟に対応いたします。
◎時間:午前11時〜午後7時頃まで、開始時間の変更あり、早まる可能性あり、途中休憩あり、延長あり。過去の開催状況から、日によって開始時間が早まったり、終了時刻が延長される可能性があります。予めその点にご留意下さい。
◎場所1:Reminders Photography Stronghold
住所:東京都墨田区東向島2-38-5(東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩6分・京成曳舟駅より徒歩5分)
◎参加費:88,000円(消費税込み)(RPSメンバーは82,500円、消費税込み)
※参加が確定された方は、事務局からお送りするメールにある期限内に参加費を納めて頂くことで参加決定となります。財政的にそれが可能かどうかを判断し、そのことを前提に応募をお願いいたします。
今回はキャンセル枠の追加募集になりますので、参加確定のメールが届き次第、一両日中に参加費を納めることが可能な方のみご応募下さい。
講師:ヤン・ラッセル/後藤 由美(リマインダーズフォトグラフィーストロングホールド)
◎各日程の定員:12名
(※先着順決定ではありません。定員を上回る場合には応募頂いた資料をもとに選考させて頂きます。)
応募締め切り:会期1のキャンセル枠の追加募集になります。締め切りは2023/4/8まで。
尚、申し込み終了後に受付のメールが24時間を経過しても届かない場合は申込みが完了していない事が考えられます。その際はメールをあらためてお送り下さい。それでも事務局からの返信がない場合は、最終的な連絡手段としてフェースブックページやインスタグラムのメッセージからご連絡下さい。yahooのアドレスをお持ちの方とのやりとりで時々メールの不着などの不具合が発生しております。メールが届かないという場合はあらためてメールでお知らせ下さい。こちらから携帯のショートメッセージでご連絡をさせて頂く場合もありますので携帯電話の番号もお間違いのない様にご記入をお願いします。
フェースブックページは
https://www.facebook.com/Reminders.Photography.Stronghold
インスタグラムは
https://www.instagram.com/remindersphotographystronghold/
締め切り後間もなく書類審査を行い参加の可否をメールでお知らせします。メール不着の可能性等に関する以外の事前のお問い合わせはお控え下さい。また、参加確定後に間もなく(1週間程度を目処)参加費をお納め頂けない場合はキャンセル扱いとなります。
ご注意下さい:参加確定後にご連絡のないまま参加費のお振込確認が出来ず連絡が途絶えてしまう、または突然キャンセルをされる事例が発生しておりますので、必ず全日程、最後まで参加する意志をお持ちの方、また参加費の融通の目処が立っている方のみ参加申し込みをお願いします。
内容:
ワークショップでは、本の全体像、コンセプト、コンテンツを重視し各自ダミーを制作します。そのため、事前の念入りな準備、素材集め、撮影などを済ませておく必要がありますが、参加確定後に行うコンサルティング(1回まで)で、更に方向性を確認しワークショップに向け備えていただくための手引をしていきます。体験コースとしてのワークショップというよりも、作品の完成を目指し、何事にも前向きに取り組む方を対象とします。また、参加時にはノートパソコン(インデザインがインストールされたもの)を必ずご用意下さい。※フォトショップ、ライトルーム、イラストレーター、インデザインを使い慣れている事が望ましい。
準備するもの:
機材、道具類:ノートパソコンを持参出来ること、アドビのインデザインを使用しますので、必ず期間中に使える状態にインストールを事前に行っておいてください。使用経験がなくても構いません。他、基礎的なフォトショップ、ライトルーム、イラストレーター等画像加工編集ソフトの基礎的な知識があること。その他、必要な道具等は参加が確定された方に後日メールでお知らせします。
※講師の一人写真家のヤン・ラッセルは「ベルギーの秋」と題した本を28部制作、かつて自分の父親も犠牲になった事件をテーマに、念入りな調査をし、写真や資料などを収集、それを丁寧に一つの本にまとめあげ、大きな評価を得ました。個人的でありながら、社会との因縁も深い、構成も綿密で丁寧、非の打ち所のない傑作です。
素材として、写真だけでなく、誰かによって撮影された写真、または物質、書類、手紙などを使う事が出来ます(あくまでも例なので、制限はありませんが、使用の許諾を取れているものとします、但し、ダミー制作時にはダミーとして利用する場合がある。最終的に使う段階で許可を取るなど)。テキストを使用する場合は事前に用意して下さい。使用予定のものは事前に英語翻訳をしておくこと。これらは最終的に一つの本としてまとめられたときに、意味をなすものでなくてはなりませんが、集めるだけ集め、それを選択してまとめるという事も出来ます。ワークショップが始まる前のこの段階の資料を集めるという行為に自分がどれだけ丁寧に向き合えるかが最終成果に影響してきます。そして、その際に、それらの意味を一つ一つ問う行為、プロセスこそが重要でもあります。
これら付属的なものとは別に、メインとなる写真を用意して下さい。編集をして最終決定となる写真を選ぶため、少し多めに迷いのあるものも含めて多めにご用意下さい。プリントして用意されたものはダミー作成時に使用する可能性があります。編集作業ではA6程度のサイズがあれば大丈夫です。追加で必要な場合はギャラリーにて出力も可能ですので、デジタルファイルでも出来るだけ多めにご用意下さい。
※迷いのある場合はコンサルティング内で相談して下さい。ここで準備した素材を最終的に使わない可能性もあります。
プログラム:
◉参加が決定した方には、ワークショップ前までの期間中、1回までのコンサルティングを行います。
これはフォトプロジェクトについて、また制作する本について、具体的にマンツーマンで行います。ワークショップ開催まで、個々に日時を指定して頂き行います。面談、またはオンラインにて行います。担当:RPSキュレーター・後藤由美、英語が可能な方はヤン・ラッセルとの面談も可能です。
以下は進行状況によって大幅に変更になる場合があります。また、ワークショップ実施日以外の自習も推奨しています。
◉一日目(夜)
ダミー本の可能性についてプレゼンテーションをし、材料やコンセプト、テクニックについて話します。参加者の方の自己紹介、作品に関するアイデアも紹介して頂きます。
二日目
持ち寄った写真を編集し、フォトブックのラフレイアウトを実際に素材を使って考えていきます。
三日目、四日目、五日目、六日目
最終的なレイアウトをし、すべてを一つにまとめてダミーブックを完成させます。参加者は最低一冊のダミーブックを完成させて持ち帰る予定。
講師ヤン・ラッセルについて:
ベルギーにて1979年生まれる。現在ベルギーとオランダを拠点に活動。
ヤンはもともと料理人としてのキャリアを積み、フランス、スペイン、ニューヨークの有名なレストランで働いたあと、オランダにて中国語を勉強することを決意。中国での交換留学中にクラスで学ぶのではなく、ストリートに出て学ぶことを選ぶ。その際、カメラを持ち、中国の季節労働者たちの記録を開始する。その後、デンマークのthe Danish School of Media and Journalismでフォトジャーナリズムを専攻、オランダThe Royal academy of arts in The Hagueにてドキュメンタリー写真を専攻。オランダではおもに社会問題に注目して活動。これまでにオランダ、ベルギー、グルジア、アルメニア、パレスチナ、イスラエル、キューバ、ラオス、中国で撮影、社会問題の大小に関わらず、そのストーリーにもっともふさわしい伝え方とは何なのかを模索してきた。現在は歴史的な出来事、記憶認識に関するストーリーに取り組んでいる。
2020、2021年度Photobook as objectの様子(開催は2022年9月、10月)