NEUTRAL COLORS第4号発売トークイベント 「写真家は“仕事”になるか?」4/27 19:30-(開催地:RPS京都分室パプロル)

2023年度RPS京都分室パプロルの営業開始は4月8日から。企画展、2022年Photobook as Object 成果発表展【第一期】 4/8-4/17および2022年Photobook as Object 成果発表展【第二期】 4/22-5/1で幕を開けます。
会期中には作家らによるアーティストトークやダミー制作が会場で予定されている他、関連したイベントで皆様をお迎えいたします。
4月27日(木)にはNEUTRAL COLORSの加藤直徳氏と加納大輔氏、そしてお二人の作る雑誌「NEUTRAL COLORS」にて作品掲載経験があり、Reminders Photography Stronghold主催のワークショップやメンターシップを受け、これまで写真集を制作してきた写真家、吉田亮人氏、千賀健史氏(オンラインでの参加)、野村幹太氏、あわせて5名をゲストに迎えたトークイベントを開催します。

テーマ「写真家は”仕事”になるか?」を掲げて語り尽くします。是非、ご参加下さい。
当日はNEUTRAL COLORSの最新号および既刊号の販売も予定されています。

NEUTRAL COLORS 第4号

インディペンデント雑誌『NEUTRAL COLORS』第4号が刊行されました。特集は「雑誌を仕事にすると決めた運河の畔」。仕事とは何か?働く意味とは?「雑誌を仕事として継続していけるか」を探りに、ベルリンのブックフェアとアムステルダムのパブリッシャーを訪ねる巻頭に始まり、様々な視座からこれからの仕事を考えてみました。

今号では、REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLDで作品集を発表している3人の写真家(吉田亮人さん・千賀健史さん・野村幹太さん)に登場いただきました。吉田さんは京都の山﨑書店を撮り下ろし。千賀さんは特殊詐欺の作品から再編集。野村幹太さんは写真家以外に始めた養蜂の仕事にフォーカス。

特集に通底しているのは「この仕事で生活していけるのか?」という永遠の問いです。写真家として、編集者として、グラフィックデザイナーとして、どうやって仕事にしていくのか。ぶっちゃけ座談会の形式で話します。

NEUTRAL COLORS 編集者 :加藤直徳


NEUTRAL COLORS第4号発売トークイベント 「写真家は“仕事”になるか?」

◎日時:2023年4月27日(木)午後7時30分頃から
※オンラインによる配信はございません、会場にお越しの上、ご参加下さい。

◎参加費無料 ※事前申し込み不要
※マスクの着用(任意)、手洗い、消毒等、感染拡大防止にご協力をお願いいたします。
※会場ではお手洗い(おトイレ)をお使い頂けません。予めご了承下さい。
◎会場:RPS京都分室パプロル
京都市上京区老松町603
地図:https://goo.gl/maps/1V5XyJ4kfuDk91F87
最寄りのバス停:上七軒、または千本今出川
問い合わせ:paperoles@reminders-project.org
ゲスト:加藤直徳氏と加納大輔(NEUTRAL COLORS、会場ゲスト)、吉田亮人(写真家、会場ゲスト)、千賀健史(写真家、オンラインゲスト)、野村幹太(写真家、会場ゲスト)

※イベント当日、RPS京都分室パプロルでは2022年PHOTOBOOK ΑS OBJECT 成果発表展【第二期】 4/22-5/1を19時まで開催しております。ぜひこの機会にトークイベントとあわせてお楽しみください。
※また、会場では野村幹太、千賀健史の販売中のアーティストブック、および普及版の販売も予定しております。吉田亮人のRPSお取り扱い書籍は現在売り切れとなっています。
◎野村幹太
「①吉田寮旧暗室」*アーティストブック
https://reminders-project.org/rps/yoshidadormitoryolddarkroom_salejp/
「②吉田寮学生寄宿舎史(CESURA版)」普及版
「③吉田寮学生寄宿舎史CESURA版+ダミー復刻版」
https://reminders-project.org/rps/theyoshidadormitorystudentshistory_cesurasalejp/
◎千賀健史「Hijack Geni」*アーティストブック
https://reminders-project.org/rps/hijackgenisalejp/


<トークゲストプロフィール>

◎吉田亮人
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務。2010年より写真家として活動開始。国内外での展覧会開催、出版物を刊行している。写真集出版レーベル「Three Books」の共同代表。
主な出版物に「Brick Yard」「Tannery」(以上、私家版)、「THE ABSENCE OF TWO」(青幻舎・Editions Xavier Barral)「しゃにむに写真家」(亜紀書房)「The Dialogue of Two」(私家版・第47回木村伊兵衛賞最終候補ノミネート)「The Screw」(Three Books)がある。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞など受賞多数。

NEUTRAL COLORS第4号 / 吉田亮人

◎千賀健史
1982年、滋賀生まれ。大阪大学卒業。
身近な出来事と社会の関係性に興味があり、目に見えないものや撮影が困難なものを主題に合わせたコンセプチュアルな手法で見せる作品を制作している。「日本の現代社会、文化、歴史の問題を世界に向けて視覚的な物語として提示したい時に思い浮かぶ写真家の一人であり、複雑な物語構造を視覚化する能力は他の追随を許さない」と評され、手作りの写真集もダミーブックアワードなどで高く評価されている。第16回フォト「1_wall」でグランプリ、「The Luma Rencontres Dummy Book Award Arles」で2度のショートリスト入り、「Dali International Photography Festival」で最優秀新人写真家賞を受賞し、2021年British Journal of Photographyが選ぶ今年注目の写真家に選出された。また、中国のキュレーターJoanna Fuによって、現代の写真を再構築している世界中の21人の写真家の一人に選ばれている。

NEUTRAL COLORS第4号 / 千賀健史

◎野村幹太
写真家。京都府生まれ。同志社大学法学部卒業。ビジュアルアーツ専門学校、貿易会社、多種多様なカメラマンのアシスタントを経て、雑誌やwebなどのメディアで活動を始める。学生時代、同志社小劇場の活動の際に出会った吉田寮を長年記録した写真集「吉田寮学生寄宿舎史」はLUMA RENCONTRES HISTORY BOOK AWARD ARLES(フランス)、Paris Photo-Aperture Foundation Photobook Awards(パリ/ニューヨーク)、kassel dummy award(ドイツ)のショートリスト選出など多数受賞。2022年、同作はCESURA(イタリア)の記念すべき第一回目のANDY ROCCHELLI GRANTを受賞し、CESURA PUBLISHからの普及版が出版された。

NEUTRAL COLORS第4号 / 野村幹太

◎NEUTRAL COLORS
編集者・加藤直徳とグラフィックデザイナー・加納大輔がリソグラフとオフセットを組み合わせてつくる5000部の雑誌。同名の印刷製本までができる工房を横浜にオープンさせる。アートブックから書籍まで一貫して制作できる環境を目指している。