第一回:2013年版見る機会

b300+
「見る機会」はかつてRPSが根無し草だった頃に、都内で場所を借りながら不定期で開催していたイベントです。先日イランから招聘して開催したMajid Saeediのワークショップで、一日2時間は人の写真を見ること、というアドバイスがあったこともあり、この会を復活させます。この第一回を皮切りに、不定期で写真家の仕事を見る機会を開催します。
また、毎回外からゲストキュレーターを招きます。とは言え、本職という意味ではありません。みなさんもキュレーターになった気持ちで5リンクを持ち寄って下さいませ。第一回目のゲストキュレーターはバングラデシュの写真家ムネム・ワシフ氏です。
8/4はバングラデシュからスカイプで参加してくれますのでお楽しみに。
ゲストのワシフ氏は若くして世界的にその才能が認められた写真家です。受賞歴多数、現在はフランスのエージェンシーVuに所属しながら、地元の写真家たちの教育にも力を入れています。来るDelhi Photo Festivalでもワークショップ講師として参加するほか、地元で2年に一度開催されるChobi Melaでの展示キュレーションにも関わっています。近々ではクロアチアの写真祭にも作品出展が決まっていますし、彼の本が「OLD DHAKA」がフランスで9月に出版される予定です。
書き出すときりがない輝かしい経歴の持ち主です。
英語でこちらに貼付けておきます。
Munem Wasif, Bangladeshi, b. 1983

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Munem Wasif photo courtesy of ©Sarker Protick

Having grown up in a small town Comilla, Munem Wasif’s dream kept changing from becoming a pilot to a cricket player and then a photographer. But none of these choices made his father happy. Later he shifted to comparably a big city Dhaka. He found his graduation in photography from Pathshala (Photography school) a life changing experience, which made him aware of his stories, gave him a photographic voice to photograph the dying industry and afflicted workers of jute and tea, excluded people and disrupt lands due to environmental change and salt water, a nostalgic city of love, Old Dhaka.

Wasif won ‘City of Perpignan Young Reporter’s Award’ (2008) at Visa pour l’image. Prixpictet commission (2009), F25 award for concerned photography from Fabrica (2008), Joop Swart Masterclass (2007). His photographs have been published in Le Monde, Sunday Times Magazine, Geo, Guardian, Politiken, Mare, Du, Days Japan, L’espresso, Libération, Wall Street Journal and many others. He had exhibitions worldwide including, Musee de elysee & Fotomuseam Winterthur in Switzerland, Kunsthal museum & Noordelicht festival in Netherlands, Angkor Photo festival & Photo Phonm Phen in Cambodia, Whitechappel Gallery in England, Palais de Tokyo & Visa pour l’image in France and Chobimela in Bangladesh.

Since 2008, he is represented by Agence Vu in Paris. He was one of the curators of Chobimela VII, International Festival of Photography. Currently he is working on his upcoming book on Old Dhaka, which is going to be published from France in September 2013.

さて、参加する方は
①この会までに気になった写真家の仕事を最低でも5件、リンクURLとともにお持ち下さい。※何についての作品なのかも可能な限り理解してお持ち下さい。
②気になった理由とその写真家の作品についての自分なりの解釈(自分だったらこうしてただろうとか、今後の自分のプロジェクトにこういう部分を発展させて取り入れて行こう)など。
今後、みなさんからの反応と提案で随時準備して頂くものを補足していきます。

会ではプロジェクターにパソコンを繋いで壁に投影して見て行きますので、リンクと理由だけお持ち頂ければ特に用意するものは必要ありません。※参加者の方々から出されたリンクと理由はフェースブックページなどでご紹介することがあります。

リンクを持ち寄る方は事前に連絡下さい。
stronghold@reminders-project.org
まで事前に連絡下さい。
※見学歓迎です。

会期:2013年8月4日(午後3時〜終了まで)
会場:reminders photography strongholdギャラリー
参加費:500円(RPSメンバーは無料)※エアコン電気代、ソフトドリンク代のカンパとお考え下さい。
ゲストキュレーター:ムネム・ワシフ
司会進行:RPS後藤由美

見学の方は直接いらして下さい。みなで意見の交換をする場を持ち、有意義な時間を作っていきたいと思います。

イベント情報、参加の是非についてはこちらへ
https://www.facebook.com/events/629785893700172/
それでは、よろしくお願いします。