【限定5部】エリオット・ヴェルディエ写真集「REACHING FOR DAWN」ご注文受付終了
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ただいまよりエリオット・ヴェルディエ写真集「REACHING FOR DAWN」のお取り扱いを開始いたします。
パリフォト・アパチャー写真集賞「ファーストブック部門」で最終選考に選出されていたエリオット・ヴェルディエの「REACHING FOR DAWN」。作家であるヴェルディエとパートナーの二人で新しく始めたパブリッシングハウス『Dunes』より刊行されました。RPSでは限定5部、サイン付きにてお取り扱いいたします。
リベリアを壊滅させた血なまぐさい内戦(1989年〜2003年)について、国民は何も語らない。記念碑は建てられておらず、記念日も設けられていない。
この国は、いまだに大虐殺の首謀者に支配されており、その加害者を非難することを拒否することを余儀なくされている。この耳をつんざくような沈黙は国際的にも有名で、社会的認知や虐殺の集合的記憶の可能性を否定し、リベリアを果てしない見捨てられた感覚と眠れるような諦観に陥れているのだ。
人々の肉体に刻まれてしまったトラウマは染みつきを落とすことができず、新しい世代の血をも流すこととなっている。
エリオット・ヴェルディエの写真と音の作品は、2年間に渡って制作が行われた。イメージは、グバルポルのダイヤモンド鉱山から、ハーパーの漁港、ウェストポイントの巨大なスラム街まで、国全体で撮影された。大判カメラで撮影されたアナログ写真には、モノクロとカラーの2つの物語が織り込まれている。
写真と並行して、被害者、加害者の傷ついた過去や運命を語る男女の声の録音が加えられている。
また暗くて謎めいたモノクロの写真は、目撃者の証言にしばしば登場する、トラウマが明白になる瞬間である「夜」を意味する。これらの写真は、息苦しいほどの静寂が国中に広がる重苦しい雰囲気を醸し出している。この沈黙から言葉が生まれ、壊れやすい紙に書き写され、聞き取れないささやき声とともにリベリアの夜を表現している。
「REACHING FOR DAWN」
◎版元:DUNES EDITIONS
◎サイズ:240×310 mm
◎ページ数:152ページ(写真: 66枚、白黒:36枚、カラー:30枚)
◎言語:英語、フランス語
◎署名入り(ポストカード1枚付き)
◎RPS取扱部数:限定5部
◎価格:8,600円(消費税込、別途送料についてはこちらをご確認下さい)
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プロフィール | エリオット・ヴェルディエ
1992年、フランスのパリに生まれたエリオット・ヴェルディエは、記憶、世代間の継承、回復力といったテーマを主題にした作品を制作するドキュメンタリー写真家だ。
2017年、キルギスで初の長期プロジェクト「A Shaded Path」を完成。2019年にはフランス国立視覚芸術センターの支援を受け、リベリアでの2回目の大規模プロジェクト「Reaching for Dawn」を実施した。
また、ヴェルディエは定期的に報道機関とのコラボレーションを行っており、特にニューヨーク・タイムズ紙やMル・モンド誌にて活躍している。