本日午後4時〜!第二回RPSウォールグラント受賞者MAJID SAEEDI写真展・オープニングレセプション+アーティストトーク開催

977317_389107871190886_223952694_o 2013年春の応募に寄せられた30を超す作品に対して、RPSグラント審査員のSvetlana Bachevanova、Marc Prüst、Manik Katyal、Eliseo Barbàraが厳正な審査を行ない、Majid Saeediの取り組んだプロジェクト「アフガニスタンにおける戦争犠牲者の記録」が、第二回RPSウォールグラントに選ばれました。

RPSギャラリーでは7月7日に記念写真展”Life in War”をオープンします、この日は午後4時から写真家Majid氏を招いてアーティストトークを行ないます。是非お友達をお誘いのうえ、お越し下さい、

日時:2013年7月7日午後4時から
オープニングレセプション
●午後5時より
アーティスト・トーク
ゲスト:写真家Majid Saeedi x ビデオディレクターSharmin Mojtahedzadeh x RPSキューレター後藤由美
参加費:1,000円(ワンドリンク付き、RPSメンバー無料)
写真展会期:7月7日〜28日まで
午後1時〜7時(会期中は無休)

“Life in War” 写真展ステートメント

歴史を通して考えてみると、人類の偉業と技術の進歩によって、かつては単純で有り触れた病のために落としていた命を救うことができるようになりました。しかしながら、ある種の進歩と功績は、多くの人間の命を脅かし、奪うことのできる破滅的な武器を産み出し、我々人類に対して間違った使われ方をされています。人間がこの地球に生まれて以来、人類の功績の歴史は続いているのです。

虐殺に使用するための武器は非常に高性能で、それを使って世界中のどんな場所でも破壊する準備が整った多くの化学兵器や核兵器が、数多く存在します。この世界の中で、人類とは思いやりを持ちながらも、最も残酷な生き物だと言えるでしょう。アフガニスタンは50年前から戦争を行っています。それは、時には攻撃を行ってきた国々を相手にしたものであり、そして時には内戦でした。1833年、ヘルマンド渓谷の南側で、アフガニスタンとイギリスの間に最初の戦争が起きると、その後、ソビエトとアフガニスタンの間で、また内戦へと戦争は続いていきました。

国際的にも国内的にも、アフガニスタン人は戦争と流血を経験してきた人々なのです。アフガニスタン人が先進国と協力しながら過激派組織であるタリバンとの戦争を続けて、もう10年以上。残念なことに、戦争の傷跡は日増しに目に見えて大きくなっているのです。

写真家経歴
http://www.majidsaeedi.com/
Majid Saeediはイラン人のドキュメンタリーフォトグラファー。人道的な側面に着目した作品を20年以上に渡り、中東で撮影している。これまで語られることのなかった社会的問題や社会的正義のストーリーを、写真を通して伝えることに強い関心を寄せている。テヘランで生まれ育ち、16歳で写真を始め、18歳のときにイランとイラクの国境線へ難民の写真を撮りに行った。

イランの様々な報道関係の写真部と仕事を行い、多くの主要なプロジェクトを担ってきた。市民とその普段の生活を写し出すストリートフォトグラフィーに関心がある。撮影以外の時間には、学生への写真の教授や、若い写真家への指導も好んで行っている。

数多くの有名な賞を世界中で受賞し、過去8年間、イランのベストフォトグラファーに選ばれ続けている。作品は、国際的な出版物であるTimes、Spiegel、Life、New York Times、Washington Post、Washington Times、Time Magazine、様々な中東の出版社、オンラインの出版物で扱われている。中東の多くの国々を旅し、非人道的な行為や不正を写真に収めてきた。最近の作品ではアフガニスタンにおける地雷の犠牲者を捉えている。

近年受賞した2012年度 R.F. Kennedy アワード、2011年度 US Lucie アワード、2010年度 UNICEF アワード,、2011年度・2013年度 China International Press Awardの最優秀賞、 2010年度 Henri Nannen アワード、2013 World press photo WPPなど、多くの賞に選ばれている。
翻訳:川上紀子

※Majid Saeedi写真展プリントスポンサー募集。
今回展示中のプリントスポンサーを募っております。こちらの制度をご利用頂き、写真家の今後の作品制作、取材活動をあわせてご支援下さい!サイズと値段はこちらです。
①100cm x 150cm 60,000円(5点)
②50cm x 60cm 30,000円(37点)
③20cm x 25cm  8,000円(42点①と②のサイズが小さくしたものです)
いずれも写真家による署名が入ります。③に関してはお渡しが写真展終了後、イランからの発送になります。

Chromia 130-5x printer(Fuji Silk Paper)

※スポンサーシップご希望の方は、写真展会場でお申し出頂くか、メールでお名前、ご住所、メールアドレス、電話番号を添えてお送り下さい。こちらから会場に展示中のイメージをお送りし、そのなかからお選び頂くことが可能です。
お問い合わせは stronghold@reminders-project.org まで

※参加申し込み受付中! MAJID SAEEDI「日常のなかの戦争」ワークショップ。7/5まで、詳細はこちらになります
http://reminders-project.org/rps/majidsaeediworkshop/