10/24開催決定【対談】ヒロシマモニュメント 土田ヒロミ X 高橋健太郎

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© 土田ヒロミ / ヒロシマコレクション

1970年代から広島を見つめ続けて来た写真家、土田ヒロミ氏。氏によって切り取られた広島の風景や人々は強烈な主張をするのではなく、静かに、そして端正に見るものに何事かを考えさせてくれます。戦後がずっと続く中、この時代の流れの中でこのような史実を堆積している場所を被写体に選び、そして撮り続けて行くことの意味、また今後、若い世代の写真家が現代においてその歴史性や社会性を含むものを記録していく写真家の存在について「HIROSHIMA 2015」写真展開催中の高橋健太郎とともに、対談する機会となります。

この対談は土田氏が高橋の『HIROSHIMA 2015』写真展に足を運び、後日彼の写真にたいして感想を寄せて下さったご縁から実現に結びきました。氏のお力をお借りし最後に対談を超えご来場の皆様と対話をすることが叶うならばこの写真展「HIROSHIMA 2015」に大変ふさわしい締めくくりとなると思っております。
急遽開催の運びとなりましたが、貴重な機会となります。みなさまのご参加をお待ちしております。

FACEBOOKでのご案内はこちら。
https://www.facebook.com/events/1654934034765431/

 
土田氏より頂いた高橋健太郎写真展「HIROSHIMA 2015」への感想:

『被爆というイメージから自由にそこに展開している事実を、現実の日常よりもさわやかに表現することで、そこに体積してきたものの厚みを意識せざるを得ないという反語的表現。おもしろいとおもいます。
さらに、進行されることを願っております。基町のポストカードの写真は、秀逸でした。なぜ片隅の位置に展示したのでしょうか?
昨今、ヒロシマを対象化する若い人がおおくなりました。大変歓迎すべきことだとかんがえます。具体が見えなくなる中、難しいことになってきますね。逆に容易にテーマの大きさに寄っかかって何でもありという様相もありますね。
多くは、ますます抽象化、概念化してゆくと思いますが、「現地」を大事にすすめたいものです。』

◎10/24開催決定【対談】ヒロシマモニュメント
写真家:土田ヒロミ氏、 高橋健太郎
司会進行:後藤由美(RPS)
場所:reminders photography stronghold
東京都墨田区東向島2-38-5
日時:10月24日土曜日17時より
参加費:無料
※定員30名程度(事前にご予約頂く必要はありませんが、お席をご用意出来るのが30程度となります。それ以上になります場合は立ち見でご参加頂く形になります。)

高橋健太郎写真展は10/25まで。
https://www.facebook.com/events/845080078942499/

対談ゲスト:
土田ヒロミ

土田ヒロミ氏プロフィール
1939年 福井県に生まれる.1963年 福井大学工学部卒◆主な作品(写真集 )「俗神」(’76)「ヒロシマ」(’85)「砂を数える」(’90)「新・砂を数える」(05)「BERLIN」(‘12)「フクシマ」(’11〜)◆ 受賞「太陽賞」(‘71)「伊奈信夫賞」(’74)「日本写真家協会賞」(’84)「土門拳賞」(‘08)◆作品コレクション先・ 東京都写真美術館(東京)、ニューヨーク近代美術館、ポンピドーセンターカナダ近代国立美術館、サンフランシスコ現代美術館、ゲティー美術館など

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© 土田ヒロミ / ヒロシマモニュメント I – Ⅲ

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© 土田ヒロミ / ヒロシマコレクション

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© 土田ヒロミ / ヒロシマモニュメント I – Ⅲ