オンラインライブ配信イベント：2/8 午後9時〜：作家と写真集をレビューする日【ゲスト：フランチェスカ・トッデ】

01/29/2021

来る2月8日（月）午後9時より、「作家と写真集をレビューする日」を開催することとなりました。今回の登壇者は写真家のフランチェスカ・トッデです。2020年1月に刊行された写真集「A Sensitive Education」の作家です。本作は3月にパリで開催されるCirculation(s) Festivalでも展示される予定となっております。イベントではこの「A Sensitive Education」についてお話しいただきます。ぜひご参加ください。
※本イベントはオンライン配信となり、Reminders Photography Stronghold 会場での参加設定はございません。予めご了承ください。

◉オンライントークイベント
日時：2021年2月8日（月）午後9時から（日本時間）
形式：Facebook経由オンライン配信、配信先のURL等は当日ご案内いたします。
イベントに関してのアップデートは随時、RPSのFacebook、Instagram、Twitter等でご確認下さい。
ゲスト：フランチェスカ・トッデ（Francesca Todde）司会進行：後藤由美（RPSキュレーター）
※司会進行言語は英語になるため、進行しながら日本語通訳を入れての進行になります。
※参加申し込みは特に必要ありません。
※オンラインでのみの配信となり、会場での参加はできません。
当日、Reminders Photography Strongholdもクローズしておりますのでお気をつけください。

写真集「A Sensitive Education」について
イベントにてお話いただく作品はフランチェスカ・トッデの作品「A Sensitive Education」です。作中に登場するのはドキュメンタリー映画や演劇、バレエや受刑者のセラピーのために鳥を教育する調教師、トリスタン・プロット氏とその仲間である鳥たちです。本作は人間と動物の関係性を題材にしながら、人間とは異なる表現で対話をする彼らの生活をドキュメントしています。動物の行動生理学や社会的関係の発達に関する先駆者であるコンラート・ローレンツ（オーストリアの動物行動学者）の作品に興味を持ったことが本作を制作するきっかけでした。本の中ではイメージ、テキスト、アーカイブ資料を構造の中で巧みに組み合わせています。本の中では色が特徴的に使用され、写真に重ねられる色は鳥が見ている景色を模倣しています。

私たちが日々生活する中で本来必要であるべき相手を知覚すること、理解すること、関係性を築いていくことを再考させられます。集団化する社会の中で相手の気持ちを読むという取るに足らないものでありながらも、不可欠な要素を彼らの生活から丁寧に絞り出した作品です。