本当に自分が作りたかった「本」の形を発見するためのワークショップ「PHOTOBOOK AS OBJECT」

※こちらの記事は2016年2月に公開されたものになります。

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今年も5月にRPS写真集制作ワークショップの開催を予定しております。それに関連して皆様にご紹介したい記事がありました。
RPSで販売のお手伝いをしている本のお取り扱いを積極的にしてくれているphotobookstoreマガジンの記事からの紹介になります(現在はリンク先のページが見当たりません)。全文オリジナルは是非リンク記事からお読みください。
http://www.photobookstore.co.uk/blog/recommendations/one-to-watch-charlie-stanhope-by-ollie-gapper/

Ollie Gapperさんが取り上げる注目の作家、みたいな扱いの記事でCharlie Stanhopeさんを紹介しています。いずれもちょっと不勉強で誰かわかりませんが、彼がここの文頭に書いていることがとても重要に感じますので、ご紹介しています。
おそらく、学生たちの作品を見る機会の多い方なんだと思われますが、彼はこう言っています。

「最初の本」「卒業制作で作られた本」などの主な問題の一つが作者がその出来で幸せになり、その過程を楽しむだけに作られている本が多いということ。たとえば、達成感を得るためだったり、その作品の基準が平均的で課題をやり遂げるだけでいいというだけならば、楽しみながら取り組むことは悪いことではないかもしれない。しかしながら、写真集のデザインや制作においては、作品を通して悩み苦しみ、その過程と格闘し、さらに次へ次へと求め続ける姿勢から最高のものが生まれているということを私は知っている。

という様な事です。

今年実施するワークショップも例年通り、事前に2回の面談があり、そしてWS当日に臨み、またワークショップが終了してからも成果発表展(だいたい数ヶ月後)という流れが予定されています。だいたいの場合、WS期間中では第一ダミーが出来れば上出来、本の作りの複雑度にもその出来速度の差は影響してきますが、期間中に仕上げるということ以上に大切なことは、自分の本にまだ何が足らないのかを気づくことで、そしてさらに取り組み、本当に自分が作りたかった「本」の形を発見し作り上げる事、またその辺りに必要な感覚を身につける事にあります。
その後、実際に部数を決めて販売を行う。部数は取り組むプロジェクトに関連する数字にすることが多いです、決して少なくして価値観を上げるという目的ではない、その為、のちに普及版の出版なども働きかける。同時に世界中の写真集関連の賞やフェスティバルへの参加なども積極的にしていく。そして、その次は何をすべきなのか、それを常に考え続ける癖をつける。そして、作家の行動の一部として当たり前にしてこなしている自分になっている。自分の作家行動の一部として本というのが当たり前の最終形として考えられる様になる。などなど。
どうも、自分には出来そうにないと感じられるかもしれませんが、特別な人だけそれが出来るという訳では決してありません。これは誰にでも可能な事です。ただ、自分にそれが出来ると気づく事がなかなか難しいだけです。その為にワークショップという場があると思っています。是非、挑戦してみてください。今年も素晴らしい本の誕生のきっかけに関われると思うと楽しみです。

RPSキュレーター
後藤由美

説明から長々となりましたが、皆様のご応募お待ちしております。今後も締め切りまで関連した記事を投稿していく予定ですので、是非チェックしてみてください。
また、これまでご応募くださった方も、是非再度挑戦を。これまでに参加したという方でも新しいプロジェクトがあるなら、是非。
2020年 フォトブック・ワークショップ「PHOTOBOOK AS OBJECT」応募受付中、2019/2/10締め切り。
詳細はこちら
https://reminders-project.org/rps/photobookasobjectws2020jp/