Photobook As Objectとディナーの夕べ
今年4回目を迎えるRPS写真集制作ワークショップ「PHOTOBOOK AS OBJECT」が間もなく始まります。
RPSはこれまでに写真家の作品の一つの形として「写真集」を重んじ、作品へと繋げる可能性を高めるためのワークショップ、機会作りに力を入れてきました。
個人での出版の可能性が大きく広がり、写真家自身が写真集を出していくという事も今では当たり前の様に行われています。業界における、また一般の人びとの写真集にたいする期待は更に高まっています。また私どもがこれまでに行った写真集制作ワークショップの参加者らの作品が世界中でも高い注目と評価を集める結果を導いてきました。そのきっかけとなるワークショップが2014年の5月に始まり、今年で4回目を迎えることになりました。今年は5/12-14と19-21にワークショップが行われます。
そして昨年同様、ワークショップ以外に一晩でも、そのワークショップのあり方に触れて頂ける様な時間を持ちたいと思いました。
講師の一人ヤン・ラッセルはワークショップ中は食事を摂ることも忘れ、寝る間も惜しんで参加者と向き合ってくれる講師です。このイベントページの写真は食べそびれてしまった晩御飯そのものです。そんな彼と、またこれまでのワークショップ参加者らとともに食事をしながら、写真のプロジェクトについて、ワークショップについてダミーや完成した本を持ち寄り過ごす夕べの席を設けたいと思います。ワークショップに参加されたことがない方でも自分のプロジェクトを持って来て、共有しそれについて議論を交わし、あらたな視点や発見を求めたいという方の参加も歓迎です。本の形になっているプロジェクト、または本に発展させるつもりで取組んでいるプロジェクトをお持ちの方は是非。時間も時間ですので、実際にその対象となる方には限りがありますので予めご了承ください。
◎この夕べの席ではこういう事も予定しています:
※決まり次第随時追加していきます。
①2016年度のPhotobook As Object参加者高木佑輔くんの「Kagerou」が今年のイスタンブールフォトブックフェステバルFUAMでAkinaBooks特別賞に選ばれたことを受けお祝いの場も兼ねさせていただきます。これからも地に足をつけて本と向き合うってもらうためにも、彼がこれまで作ってきたダミーの変遷を皆様と振り返りつつ、今後更に何が出来るかなど話せるといいと思います。
会期:2016年5月18日(木)(開場:午後6時半、始まり:午後7時〜終了まで)
今回は特別なトークなどは予定されておりません。
会場:reminders photography strongholdギャラリー
参加費:1,000円
※どなたでもご参加いただけます。
注:参加費とは別に飲食会費を割り勘ということでお願いすることがあります。※お飲み物、食べ物の持ち込み歓迎。自前のお料理を是非お持ちください。
定員:30名程度
事前の参加申し込みは不要ですが、お席のご用意は30席程度となります。先着順でお席へのご案内となります。
ヤン・ラッセルについて:
ベルギーにて1979年生まれる。現在ベルギーとオランダを拠点に活動。
ヤンはもともと料理人としてのキャリアを積み、フランス、スペイン、ニューヨークの有名なレストランで働いたあと、オランダにて中国語を勉強することを決意。中国での交換留学中にクラスで学ぶのではなく、ストリートに出て学ぶことを選ぶ。その際、カメラを持ち、中国の季節労働者たちの記録を開始する。その後、デンマークのthe Danish School of Media and Journalismでフォトジャーナリズムを専攻、オランダThe Royal academy of arts in The Hagueにてドキュメンタリー写真を専攻。オランダではおもに社会問題に注目して活動。これまでにオランダ、ベルギー、グルジア、アルメニア、パレスチナ、イスラエル、キューバ、ラオス、中国で撮影、社会問題の大小に関わらず、そのストーリーにもっともふさわしい伝え方とは何なのかを模索してきた。現在は歴史的な出来事、記憶認識に関するストーリーに取り組んでいる。
こちらの情報については随時Facebookにて更新しておりますのでそちらをご覧ください。