Photobook Masterclass Exhibition by 2016 WS Participants

チラシデザイン:渡部周

チラシデザイン:渡部周

2016年12月にReminders Photography Strongholdにおいて開催されたPhotobook Masterclass参加写真家による成果発表展を行います。

会期: 6月10日(土)〜6月25日(日)午後1時から7時まで
(会期中無休・入場無料)

レセプション: 6月10日(土)午後4時オープン
参加写真家によるギャラリートーク

※期間中は写真集や写真集制作に関するイベントを企画中です。
※ワークショップ中に取り組まれた本の中からアーティストブックとして販売される本もあります。
※決定事項はこちらのイベントページを通してご案内していきます。

場所: Reminders Photography Stronghold ギャラリー
東京都墨田区東向島2-38-5
http://reminders-project.org/rps/map/

展示の概要:
2016年12月に開催されたPhotobook Masterclassでは、オランダからトゥーン・ファン・デル・ハイデンとサンドラ・ファン・デル・ドゥーレンを講師として迎え、長期写真プロジェクトを一冊の本にまとめるワークショップを行いました。
ワークショップは、「エレベーターピッチ」と呼ばれる3分以内で自身のプロジェクトを説明するプレゼンから始まり、過去に撮影した膨大な数の写真を見直し、「本」というメディア(表現方法)を最大に利用するための順列やデザイン、紙や装丁、形や厚みなど、コンセプトに起因するアイディアの模索と試作を繰り返し、一冊の本を仕上げるという作業を行いました。
「本」というメディアが可能にする視覚と触覚からなる多重のレイヤーを構成するため、参加写真家はストーリーを深く掘り下げ、情報と意図を織り込むように本に厚みを加えてきました。昨年12月のワークショップ以降、講師達からのフィードバックを2度得られる機会があり、参加写真家はそれぞれ継続して自身の表現を具現化するための作業を半年間続けてきました。
「Vision」から「Visual Expression」への転換は、講師トゥーン曰く「Try and Error」を繰り返すことの反復であり、展示期間中は、参加写真家が制作過程で作り直したダミー本の数々も手にとって見ることができます。その他、昨年12月のワークショップから半年間の経過を視覚化する「壁」が参加写真家それぞれに割り与えられており、多元的な展示と作家のプロジェクトに対する理解を広めるスペースになっております。なお、今回展示で参加する写真家10名のうち3名の作品が、すでに今年発表された国際的ダミー本のアワードにてノミネートされています。
写真集という表現の可能性をぜひ手にとって触れてみてください。

講師:
トゥーン・ファン・デル・ハイデン
サンドラ・ファン・デル・ドゥーレン
後藤由美(RPS)

出展写真家(アルファベット順):
ELENA KHOLKINA
高山剛
HAO LI
岡本裕志
千賀健史
鈴木麻弓
林田真季
塩田亮吾

※2016 Photobook Masterclass 参加写真者13名のうち、上記10名が有志で今回の展示に参加します。

こちらの情報については随時Facebookにて更新しておりますのでそちらをご覧ください。

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