5/12 14:00 RPS京都分室パプロル開催:鈴木萌写真展「Aabuku」関連トークイベント:「見えない汚染を伝える」第二弾 – ゲスト:原田浩二京都大学准教授

RPS京都分室パプロルでの鈴木萌写真展「Aabuku」開催にあたり、作品の主題となっているおきなわ環境中のPFAS汚染問題に関するトークイベントを開催いたします。目に見えない化学物質による汚染、立ち入ることのできない汚染源を視覚的に人々に伝えるため、「Aabuku」で写真、インタビュー、資料などを織り合わせ沖縄の汚染について表現した作家が、日本のPFAS研究の第一人者である原田浩二京都大学准教授をゲストに迎えトークを展開します。
20年余りPFAS汚染の研究に取り組んできた原田准教授は、独自の分析方法を確立することで、大阪や沖縄を始めとする日本全国での目には見えない汚染の実態を明らかにしてきました。作家の鈴木は作品の制作過程でPFASの分析方法をリサーチするため原田准教授の協力を仰ぎ、そこで得た情報をヒントに汚染の視覚化や、展示のインスタレーションのアイディアを探ってきました。このトークイベントでは原田准教授に、これまでの分析結果から明らかにされてきた汚染について伺うとともに、科学、視覚芸術という全く異なるそれぞれの分野から、どのようにこの汚染を「視覚化」し「伝える」ことができるのかについてお話しを聞いていきます。

【鈴木萌写真展「Aabuku」関連トークイベント:「見えない汚染を伝える」第二弾 5/12 14:00-】
ゲスト:原田浩二京都大学准教授

◎日時:2024年5月12日(日)14:00-
トークは、写真展の最終日に開催されます。イベント後展示も合わせてご覧ください。

◎場所:
RPS京都分室パプロル
〒602-8318 京都府京都市上京区老松町603
(最寄りのバス停:上七軒、または千本今出川)徒歩6分)

◎イベント、展示に関するお問い合わせ:paperoles@reminders-project.org



◎お申し込み:https://forms.gle/QFZt7kwio2AgLnxo7

登壇者プロフィール
<原田浩二>
京都大学大学院医学研究科 准教授。専門は環境衛生学。京都大学大学院医学研究科助教、講師をへて2009年から現職。2002年に京都大学で小泉昭夫教授(現・名誉教授)の調査チームの一員としてPFAS汚染問題に取り組み、近年は国内各地の市民団体と協力しながらPFAS汚染の調査・研究に取り組む。

 

 

 

 

 

 

 

 

<鈴木萌>
東京都出身。London College of Communicationで写真を学び、2011年帰国。主な媒体となる写真を軸に、アーカイブ、イラスト、リサーチ、映像などを織り交ぜ、本やインスタレーションの形で表現する。時間の経過、環境の変化、障害、コミュニティ内の人間関係などに伴い変容していく記憶や風景をテーマに「底翳」「Today’s Island dismantling」などを制作。作品は世界各地で展示され、写真集「底翳」はLuma Rencontres Dummy Book Award 2021を受賞、MOMAが選ぶ2022年のベスト写真集にも選出されている。沖縄に住む家族を介して知ることとなったPFAS汚染問題をテーマに、新作「Aabuku」を制作した。