2015年版見る機会 ゲスト:ロバート・ノスとアントワネッテ・デ・ヨング
「見る機会」はかつてRPSが根無し草だった頃に、都内で場所を借りながら不定期で開催していたイベントです。この会が復活。第一回にバングラデシュの写真家Munem Wasif、第二回は東京を拠点に活動する写真家Paolo Patrizi、2014年度の第一回目はRPSレジデンシーで長期滞在をしていたドミニク・ナール、第二回目にはネパールの写真家でフォトシティさがみはらアジア賞を受賞した写真家キショール・シャルマをゲストに迎え、いずれも好評のうちに終了しました。
今回はこれまでも交流のあるオランダの写真家ロバート・ノスと今回初めてお会いするアントワネッテとともに彼らが取り組んで来たプロジェクトについて見て行きます。特にアフガニスタンのけしがヘロインとして精製され国際的に流通するその経路を辿るプロジェクトPoppyを重点的に取り上げます。
1990年初頭から取り組まれているプロジェクトで、近年本としてまとめられ、展示などの機会で発表されています。特に世界の紛争地域での最近の仕事において、この二人は様々な社会的、経済的、政治的問題の複雑な層のあり方を長期プロジェクトとして取り組み、更に自主的でコンテンポラリーなアプローチで見せる方向にシフトしているのです。
また、今回は勉強会の様な趣旨を含みますので、自分のプロジェクトを持って来て、共有しそれについて議論を交わし、あらたな視点や発見を求めたいという方の参加も歓迎です。取材撮影し、情報素材をこつこつと集め、複雑な構造を見せる、大きな絵を見せていく、そのためには何が必要で、それをどう扱ったらいいのか。RPSでも本作りや写真展のインスタレーションでその辺りの事を追求していきたいと常々思って取り組んでいます。参加するだけでも必ずや写真プロジェクトや作品の見方にヒントをもらったりということもあると思います。みなさまのご参加をお待ちしております。
参加のご意志はFacebookのイベントページからもして頂けます。
https://www.facebook.com/events/1244237335587338/
会期:2015年4月26日(日)(午後4時〜終了まで)
会場:reminders photography strongholdギャラリー
参加費:1,000円(RPSメンバーは無料)
ゲスト:ロバート・ノスとアントワネッテ・デ・ヨング
司会進行:RPS後藤由美
※進行をスムーズにするために、当日通訳としてご協力して頂ける方は是非ご連絡下さい!
みなで意見の交換をする場を持ち、有意義な時間を作っていきたいと思います。
尚、ご自身のプロジェクトを持って参加したいという方は事前にご連絡をお願いします。
stronghold@reminders-project.org
まで事前に連絡下さい。追って、ご準備頂くものを返信にてお知らせします。
これまでの受賞歴:
Canon Prize at Silver Camera Awards, World Press Photo (2x), Deutscher Fotobuchpreis, Lens Culture International Exposure Awards, Dutch Silver Camera Awards (5x) New York Photo Awards (finalist), CHIPP Awards, Kees Scherer Award (finalist), PDN Award, Premio Miran Hrovatin Awar and the Photo Prize Prague.
これまでの展示歴:
Moscow House of Photography, Oxo Gallery in London, Nederlands Fotomuseum Rotterdam, Kunsthal Rotterdam, Center of Contemporary Art in Kiev, Ping Yao International Photo festival, Place Des Arts Montreal, United Nations New York and Australian Centre for Photography in Sydney.
Poppy: Trail of Afghan Heroin has been exhibited at Nederlands Fotomuseum in Roterdam, Humanity House The Hague and will travel to the Museum of Modern Art in Luxembourg and the Australian Center for Photography.