11/25 午後8時半〜 【写真家と写真集をレビューする日】ゲスト:カトリーヌ・ロングリー
今回は、ベルギーの作家カトリーヌ・ロングリー来日に伴い、オランダの出版社The Eriskay Connectionから出版されたばかりの写真集「JUST MY LUCK」(セシール・ユパン / カトリーヌ・ロングリー)の刊行記念トークを開催いたします。カトリーヌ・ロングリーはこれまで「To tell my real intentions, I only want to eat haze like a hermit 」を実験的ワークショップアトラスラボ「AKINA BOOKSワークショップ:静と動〜映画的な編集とダミーブック〜」に参加し制作したのを皮切りに、ラトビアで開催されたISSPにもPHOTOBOOK AS OBJECTワークショップ講師がゲストとして参加した年に参加し「To tell my real intentions…」を制作。更にコロナ禍を経てようやく開催に至った2022年度のPHOTOBOOK AS OBJECT ワークショップに参加しました。海外からの参加者としては最多のRPSワークショップ経験者であり、着実にプロジェクトからダミー、アーティストブック、または出版社での本の刊行を実現している作家でもあります。今回は昨年9月に開催されたワークショップで取り組まれたプロジェクト「JUST MY LUCK」の写真集出版を記念するイベントとなります。
本イベントは、TOKYO ART BOOK FAIR期間中につき、イベント開始時間を午後8時半と設定させていただいております。また当日はギャラリーで「DUMMY AWARD 2023ショートリスト作品展」も開催しております。作家カトリーヌ・ロングリーも前々作の「To tell my real intentions, I only want to eat haze like a hermit 」が2019年にショートリスト入りをしたアワードになります。今年度最終選考に選ばれた50作品とあわせてご覧ください。イベント開始時間が通常よりは遅くなりますが、展示は午後1時からオープンしており、イベント時間までお楽しみいただけますし、TOKYO ART BOOK FAIRを楽しんだ後に、足を伸ばし、この本に関連したイベントでゆっくりとお過ごしいただけたらと思います。イベントでは、作家のトーク、写真集の販売、そしてささやかなレセプションを企画しております。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
お金で幸せが買えないとしたら、何が人々に宝くじを買わせるのだろうか?
宝くじに当選することは、その人の人生や周囲の人々にどのような影響を与えるのだろうか?
セシール・ユパンとカトリーヌ・ロングリーは、『Just My Luck』の中で、良くも悪くも宝くじを引き当てた人、当選に近づいた人の声に焦点をあてることで、夢と現実を見比べている。彼らの物語は、私たちの社会、私たちの願望、私たちの信念、そしてお金との関係を描き出している。どの証言も、運と不運という概念と表裏一体で、一方を信じることは、もう一方を活性化させる危険性があるかのようにつながっている。
道路清掃員が1億6800万を当てた後、店を閉めなければならなかった新聞販売店のセルカン。抽選会の技術的な問題で賞金が彼の指をすり抜けるのを見たポール。当選券を偽造したとして不当に告発され、1年間刑務所に服役したアーメッド。100万を手にしたにもかかわらず、酒場の裏で働き続けたジュリエット。
芸術的研究と社会学的研究の中間に位置する『JUST MY LUCK』には、タブロイド紙が好むキャッチーな見出しの裏に隠された個人的なエピソードを強調するため、直接作家が聞いた話だけで構成されている。
「JUST MY LUCK / 出版元The Eriskay Connectionより」
「11/25 午後8時半〜 【写真家と写真集をレビューする日】ゲスト:カトリーヌ・ロングリー」
◉日時:2023年11月25日(土)午後8時30分頃〜
トーク開催後、ベルギービールでのレセプション、写真集販売と「JUST MY LUCK抽選会」が開催されます。
※こちらのイベントのネット配信はありません。参加ご希望の方は直接会場にお越しください。事前の予約は必要ありません。
◉会場:REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLD
東京都墨田区東向島2-38-5
◉参加費:無料
◉協賛:ベルギー フランス語共同体政府国際交流振興庁(WBI)