10/3 16:00 エレオノーラ・アゴスティーニ|アーティストトーク 見ること、見られることから考える、私たちの関係

© Eleonora Agostini / More Ideal, More Clean: On Constructed Bonds

滞在制作プロジェクト
『より理想的に、よりクリーンに――つくられる関係』をめぐって
More Ideal, More Clean: On Constructed Bonds

リマインダーズフォトグラフィーストロングホールドでは、レジデンシーで滞在中のアーティスト、エレオノーラ・アゴスティーニによるトークを開催します。
自身の制作を支える考え方や制作途中の作品、現在東京で取り組んでいるリサーチについて、RPSキュレーターの後藤由美とともにお話しします。

ロンドンを拠点に活動するアゴスティーニは、写真を中心に、パフォーマンス、映像、テキストを用い、社会や文化のなかでアイデンティティがどのように形づくられ、演じられるのかを探究してきました。その制作に通底するのは、私たちが他者を見ると同時に、他者から見られることを通じて、自分自身の身体や振る舞いを理解していくという問いです。

私たちが思い描く「理想的な姿」や「望ましい振る舞い」、そして「あるべき関係」は、どこから生まれるのでしょうか。日々目にするイメージは、そうした理想の型をつくり出します。そして私たちもまた、他者に認められ、社会に受け入れられるために、それらを身につけ、演じ、繰り返すことに関わっています。

今回のトークでは、セルフポートレートや自身が撮影した写真、家族が撮影したイメージ、ディズニー・アニメーションのスクリーンショットを再解釈した作品などを通じて、見ることと見られることの関係や、集団のなかで個人に期待される役割をたどります。
これらの問いは、人と人との関係そのものが、異なる社会や文化のなかでどのようにつくられ、仲介されるのかという、現在のリサーチへとつながっています。

RPSにレジデンシーで滞在しながら進めているプロジェクト『より理想的に、よりクリーンに――つくられる関係』では、東京の家族レンタルサービスに着目し、家族などの役割を演じることや、人との関係を職業として担うことについて調査しています。

役割として演じられる関係のなかで、「本物である」とは何を意味するのか。ケアや感情労働、誰かとつながり、居場所を得ることは、個人の感情と社会からの期待のあいだで、どのように成り立っているのか。滞在中のリサーチや制作の過程を共有しながら、私たち自身の身近な関係にも重なる問いを、参加者のみなさんとともに考える機会になればと思います。


「エレオノーラ・アゴスティーニ|アーティストトーク
見ること、見られることから考える、私たちの関係」

会場|リマインダーズフォトグラフィーストロングホールド
(東京都墨田区東向島2-38-5)

日時|2026年10月3日(土)16:00–18:00

登壇|エレオノーラ・アゴスティーニ(Eleonora Agostini)、後藤由美(リマインダーズフォトグラフィーストロングホールド キュレーター)

進行言語|英語(日本語通訳あり)

入場料|無料

問い合わせ|event@reminders-project.org
公式Instagram|@remindersphotographystronghold@eleonoraagostini

© Eleonora Agostini / More Ideal, More Clean: On Constructed Bonds

© Eleonora Agostini / More Ideal, More Clean: On Constructed Bonds

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プロフィール|エレオノーラ・アゴスティーニ
エレオノーラ・アゴスティーニは、ロンドンを拠点に活動するイタリア出身のアーティストです。2018年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートで修士号を取得しました。
アゴスティーニは主に写真を用いながら、パフォーマンス、映像、テキストも作品に取り入れています。彼女の実践は、社会的・文化的な枠組みのなかでアイデンティティがどのように構築され、演じられるのかを見つめるものであり、視線を、単に対象を観察するものではなく、観察する対象そのものを生み出す力として捉えています。
これまでに、ローマ・クアドリエンナーレ、FOAMアムステルダム、ドイチェ・ベルゼ財団、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展、ICCストックホルム、MARラヴェンナ、グダニスク国立美術館、アルマナック・トリノ、L21ギャラリー、サウス・ロンドン・ギャラリー、ボロー・ロード・ギャラリー、リーズ・アート・ギャラリーなど、国際的なギャラリーや美術館での個展・グループ展に参加。また、フォトフェスティバル・ウッチ、Peckham 24、Fotografia Europea、Getxophoto、FORMAT、Circulation(s) などのフェスティバルでも作品を発表しています。