エレナ・コルキナ写真集「The Girl In Front Of The Lake」オンライン受付中（35部限定、受注生産）

11/15/2018

2016年12月にトゥーン・ファン・デル・ハイデン、サンドラ・ファン・デル・ドゥーレンと後藤由美によって開催されたワークショップPHOTOBOOK MASTER CLASSの参加者の一人、エレナ・コルキナのアーティストブック「The Girl In Front Of The Lake」のオンライン販売を開始いたします。

Elena Kholkina’s artist photobook “The girl in front of the lake” from REMINDERS PHOTOGRAPHY STRONGHOLD on Vimeo.

「The Girl In Front Of The Lake」

私は80年代のモスクワに生まれました。
私の世代は「汽車で生まれた世代」と呼ばれます。
国の新しい幕開けの時代に生まれたからです。
私はそこで育ち現在もモスクワに住んでいますが、過去に起きた出来事が突然現在に戻ってくると言われることがあります。
その内容を確かめたり、否定したりはできないのですが、遺伝子レベルというか、何かそういうところで、私にはその人たちが言ってることが理解できるように感じます。
ただ、その頃のことは、私自身が幼くてあまり覚えていません。
何かを見たり、ニュースを聞いたりするときに、私はデジャヴを感じ、時に奇妙な感覚や恐怖さえ感じる時があります。
とても奇妙で時には怖さを感じる体験です。Victor Pelevinという方の著作に「The Yellow Arrow」というものがあります。
1993年に書かれたロシアの汽車の話で、視覚的な始まりと終わりはなく、どこか永遠を疾走するような、下車することのできないお話です。

“過去は未来をその後ろに引っ張る機関車。
この過去はあなたのものではないかもしれない。
あなたは後ろ向きに旅行していて、すでに無くなったものしか見ることができない。”
Victor Pelevin – “Yellow Arrow” (1993)

私のプロジェクトは視覚的な寓話であり、3部構成の写真からできています。
このプロジェクトの基本となるものは、周期的な歴史の流れであり、どのように社会的事柄が、個人的な話を明示するかというアイディアに基づいています。
曖昧で不安な1980〜1990年代の私の幼少期を、両親が撮影した家族写真と私自身の写真的日記を通して、おとぎ話のように構成しています。
それは1980〜1990年代の様子を味や匂いを通して感じるようなものです。
ビジュアル・アーティストとして私自身が制作する暗く不穏なデジタル・アートと色彩豊かなお話が混在するように構成しています。

エレナ・コルキナ

「The girl in front of the lake」
◎本文：168 ページ
◎言語：英語
◎サイズ：200mm x 260mm
◎部数：35（受注生産）全エディション署名入り
本書はリマインダーズ・フォトグラフィー・ストロングホールドにて2016年に開催されたトゥーン・ファン・デル・ハイデン、サンドラ・ファン・デル・ドゥーレンと後藤由美によるワークショップ「フォトブック・マスタークラス」において、コンセプト、編集、アートディレクションを発展させて制作されました。

◎ 価格：①19,030円（発送まで1〜2週間）②20,790円（発送まで4〜6日間）
ご注文時にどちらをご希望されるかお知らせください。（⑤へ記入ください）

ご注文時のメール件名に必ず、「The Girl In Front Of The Lake」注文希望とお書き下さい。
①お名前（※ふりがな、また代金のお振込名義がご注文のお申込みと異なる場合は必ずお振込人名をカタカナでお知らせ下さい）
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ご注文は photobook@reminders-project.orgで受け付けます。

尚、ご注文を頂くだけではご注文完了となりません。ご注文の確定は代金のお支払い後となりますので、メールでお送りするお支払い、お振込案内をご確認の上、ご対応お願い致します。お支払いの確認が出来ない場合はご予約確定とならず、自動的にキャンセルとなる事があります。また本書は注文が入ってから制作を行うため、完成までに2〜3週間を要することがあります。また、今回はロシア在住の作家から直接発送でのお届けになります。