【売り切れました！】Nuotraukos dokumentams / Photography for Documents販売中！

Kaunas Photography Galleryより刊行されたNuotraukos dokumentams / Photography for Documents販売を開始しました。入荷予定は5部。
先日ダブリンで発見して以来、是非とも入手したかった本です。何しろ素晴らしいのですが、ほとんど情報が見当たりません。
ですが、送って来てもらった写真にもあります様にリトアニアのVILNUS BOOK FAIRにて受賞した1作です。

Vytautas V. Stanionis (1949生まれ) 。

「写真は記録として残さなければならない。これらの写真はリトアニアの歴史の一部であるから」Vytautas

彼の父（V. Stanionis 1917–1966)が撮影したフィルムから、息子のVytautasが写真をプリントし、まとめた作品。

リトアニアは1946年、ソビエト連邦に支配されていた。新しい政府は住民のパスポートを、ソビエトのパスポートに変える為に、民家に写真スタジオを作る。写真家のV. Stanionis はリトアニア南部のSeirijaiという街に派遣され、その地区で暮らす住民のドキュメント用の写真撮影を始める。

撮影の現場は、窓から日が射しただけの、とてもシンプルな条件だった。撮影に演出はなく、演技、その他の詳細も写っていない。ただ白いバックに静止した人々の顔が写っている。人々はキャンパスの前に座り、夫婦、父と子、兄弟、姉妹、そして近所の知り合いと一緒に撮影された。

残された写真には名前など記録されていない。今では人々の身元もわからない。しかしこれらの写真は、その頃戦争があった事を物語り、人々の運命を表す確かな寓話でもある。

○出版：Kaunas Photography Gallery（リトアニア）
○RPSでの取り扱いは5部のみ
○サイズ：24.5 X 29.7cm（見開き時44cm）
○46頁
◎6,400円（＋送料、ゆうめーるでのお届けを予定）
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stronghold@reminders-project.orgで受け付けます。