単行本「認知症700万人時代-ともに生きる社会へ」お取扱中

 


今春のKYOTOGRAPHIEで写真展「心の糸」を開催したRPS京都分室長の松村和彦、来る9月にはRPS京都分室パプロルにて企画展「心の糸を紡ぐ」の開催が予定されています。

この度、松村の職場の京都新聞で長期取材の連載がされていた記事が共著という形で出版されました。

連載は2020年3月から約3年間掲載。超高齢社会の日本では2025年に認知症の人が700万人を超えるとされる中、認知症を病気ではなく個性と捉え、「ともに生きる」社会をいかに実現していくのかを考えました。印象的なフォトストーリーも展開した連載は、2022年に第29回坂田記念ジャーナリズム賞を受賞。2023年の京都国際写真祭「KYOTOGRAPHIE(キョウトグラフィー) 」では、連載の写真を再構成した写真展「心の糸」がメインプログラムの一つに採用されました。

単行本は「病ではない」「分かち合う」「温かな社会」など6章で構成。写真展に出展した作品も掲載しています。誰もが安心して暮らせる超高齢化社会への実践を、フォトストーリーを織り交ぜて紹介した本連載は、2022年に第29回坂田記念ジャーナリズム賞を受賞しています。

今回は通常京都を拠点に活動する松村の8月の上京に合わせて企画されたイベント【千本ノックの夜:声を聴く、声を届ける】対談:稲田弥恵X松村和彦にて、販売する運びとなりました。また、9月の京都の展示でも引き続き販売予定です。是非、この機会に手にとってみてください。

8月13日午後7時〜【千本ノックの夜:声を聴く、声を届ける】対談:稲田弥恵X松村和彦
https://reminders-project.org/rps/senbonknock08132023/

RPS京都分室パプロル・2023年度企画展・松村和彦 写真展「心の糸を紡ぐ」9/16-9/24
https://reminders-project.org/rps/kazuhikomatsumurajp/ 

※本書籍のRPSでの販売は上記イベント展示会場での手売り、直接販売を優先とさせて頂きます。オンラインでのご購入については、出版社ウエブサイトをご確認ください。
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/na/1279.html

松村 和彦について:

1980年生まれ。2003年、京都新聞社に入社。大切にしているテーマは「人生」「社会保障」「ケア」。
認知症を長期取材しており、新聞連載や雑誌で記事を掲載するほか、2022年にKG+SELECT、2023年にKYOTOGRAPHIEで写真展「心の糸」を開催。7月に単行本「認知症700万人時代ーともに生きる社会へ」を上梓した。
ほかのプロジェクトに、家族の生と死を通じて命のつながりを描いた「ぐるぐる」、医師の早川一光さんの人生を通じて日本の社会保障史をたどった「見えない虹」など。
2022年4月よりRPS京都分室パプロル分室長を務める。