実験的ワークショップアトラスラボ「AKINA BOOKSワークショップ:静と動〜映画的な編集とダミーブック〜」申し込み受け付けは終了しました。
実験的ワークショップアトラスラボ「AKINA BOOKSワークショップ:静と動〜映画的な編集とダミーブック〜」申し込み受け付けは終了しました。
RPSでは自分の写真の本質と向き合う試みをする実験的なワークショップを不定期で開催しています。
今回は革新的な存在力で写真集のコミュニティに絶大な影響力を与え続けているAKINA Books、その代表のアレックス・ボチェットを講師に迎え、3月から4月にわたり6日間の写真集制作ワークショップを開催します。
AKINA Booksはインディペンデントの写真出版社として、ここ数年斬新な写真集を数多く世に送り出してきました。また同出版社は2016年RPSで開催されたワークショップの参加者で、2017年のFUAM Istanbul Photobook Dummy Awardで特別賞を受賞した高木佑輔の写真集『Kagerou』を来春出版予定です。
Akina BooksとRPS、それぞれ写真集に対するスタンスは独創的で、写真集業界に常に一石を投じる本作りを実践してきました。今回はそんな両者のコラボレーションによる実験的ワークショップになります。
「展開こそが全ての要だ」
William Klein
moving images – AKINA workshop from Akina Books on Vimeo.
このワークショップでは展開、動き、連続、長回し、ジャンプカット、クロスカッティング、フェードイン・フェードアウト等の映画技法を写真編集へ実験的に取り込むことで、参加者の写真プロジェクトを新たな方向に導きます。編集や展開、デザイン、素材の選択は作品に新たなレイヤーを加える要素となり、映画的な展開と技法は、静止画の物語を展開する新たな手法として注目されています。写真集は根源的に曖昧さや、破壊、予想外の並列、謎かけを内包し、視覚表現として喜びと苦しみを表現します。そして広い視野を持って写真集に配置された一枚一枚の写真は、本来とは異なる意味合いを持つことになります。
今回の実験的なワークショップでは、映画的なストーリーテリングと編集によるダミーブックの製作を最終的な成果目的としてます。
日時:2018年3月23日(金)、24日(土)、25日(土)、30(金)31日(土)4月1日(日)
※のべ6日間2週末で行うワークショップです。)
◎23と30日(午後6時〜9時頃まで、時間変更の可能性あり)
◎上記以外は午前11時〜午後7時頃まで、開始時間の変更あり(早まる可能性あり)途中休憩あり、延長あり。
日程やプログラムの詳しい内容やご準備頂くものなどは、参加が決定された方のみ、のちほどご連絡することになります。
会場:Reminders Photography Stronghold
費用:65,000円(RPS会員60,000円)
定員:8名程度
対象:ストーリーテリング、写真集を制作する中で新しい可能性や試みを模索している方。
※英語力があったほうが望ましいですが、ワークショップでは状況に応じて講師の後藤、あるいはアシスタントが通訳いたします。言語だけが問題で参加を躊躇しているという方は、安心してお申し込み下さい。
※自身のノートパソコン持参で参加出来ること、ダミー製作時に使用する予定のアプリケーションInDesign等の基礎知識があることがより良いですが、ない場合でもワークショップ中に学びながら使いこなせる様になります。
※その他、製本道具等、簡単にご準備頂くものがございます。
講師:アレックス・ボチェット (AKINA Books、出版者)、後藤由美(RPSキュレーター)
実験的ワークショップアトラスラボ「AKINA BOOKSワークショップ:静と動〜映画的な編集とダミーブック〜」申し込み受け付けは終了しました。
尚、申し込み終了後に受付のメールが24時間を経過しても届かない場合は申込みが完了していない事が考えられます。その際はメールをあらためてお送り下さい。それでも返信が届かない場合は、最終的な連絡手段としてフェースブックページのメッセージからご連絡下さい。yahooのアドレスをお持ちの方とのやりとりで時々メールの不着などの不具合が発生しております。フェースブックページはhttps://www.facebook.com/Reminders.Photography.Strongholdです。
【重要】先着順での決定ではありません。定員をオーバーする場合には、応募頂いた資料をもとに1月中旬頃に参加の可否をメールでお知らせしますので、事前の問い合わせはお控え下さい。また、参加確定後に間もなく参加費をお納め頂けない場合はキャンセル扱いとなります。
【ご注意下さい】参加確定後にご連絡のないまま参加費のお振込確認が出来ず連絡が途絶えてしまう、または突然キャンセルをされる事例が発生しておりますので、確定後には必ず全日程、最後まで参加する意志をお持ちの方、また参加費の融通に目処が立っている方のみ参加申し込みをお願いします。
①名前(フリガナ)
②連絡先(メールとメール以外の携帯電話番号)
③これまでの作品が参照出来るサイトやオンラインギャラリーのURL、本を作ったという方はpdf、または実際のダミーの見開きjpgや動画映像など下記④と合わせてお送り下さい。添付の場合は容量が大きいと弾かれてしまう可能性がありますので、ファイル転送サービスなどをご利用下さい。但し、全て一つのフォルダに入れ、フォルダ名は必ず自分の名前がアルファベットでフルネーム(名前_名字)←日本語で書きましたが、あくまでもアルファベットでお願いします。
④今ワークショップで取り組む予定にしているプロジェクト案、アイデア(400字程度=A4文書一ページで収まる範囲、英語翻訳もご用意下さい)
素材等:異なる言語とソースをミックスすることが奨励され、静止画やスクリーンショット、テキストも使用可能です。40枚までにまとめてお送りください、その場合はjpgにしたものを一つのフォルダに入れて圧縮してお送りください。解像度は必ず低解像度72dpiで長編は1200ピクセル程度とします。
⑤英語能力の有無
⑥InDesignの使用経験の有無
応募資料をもとに講師は事前に皆様のプロジェクトを把握し、ワークショップまでに提案などを用意して臨みます。
皆様のご参加を心より楽しみにお待ちしています。
講師プロフィール:
アレックス・ボチェット
1981年イタリア出身。映画、ヴィジュアル・スタディ、ジャーナリズムを学んだ後、2012年にロンドンへ移り、ヴァレンティーナ・アベナヴォリと共に出版社 AKINA Books を立ち上げる。映画理論と製本に情熱を注ぎ、紙と動画とストーリーを交錯させることに興味を覚えている。独学で綴じとデザインを習得し、Akina Books の手製本を監修している。Paris Photobook Club(フランス・2012)、IC Visual Lab(イギリス・2013)、PlanaR(イタリア・2014)、ISSP International Summerschool(ラトビア・2015)等、出版事業以外にワークショップやレクチャーを手掛けている。