9/26 午後7時〜:出版者と写真集をレビューする日【ゲスト:ルーカス・ビルク】
この度9月26日午後7時より、自身も作家でありながら写真集出版社レーベル「Fraglich Publishing 」のディレクターでもあるルーカス・ビルクをお招きした、トークイベントを開催することとなりました。
ルーカスが制作した写真集「GÜLISTAN」はこの度、PHotoESPAÑA Awards 2019 にて国際部門最優秀写真集賞を受賞しております。
今回のトークイベントでは南および東南アジアにおける写真集の制作や出版活動についてお話しいただくとともに、すでに確立されたマーケットだけでなく本にアクセスする機会を重要視するアプローチについて、ワークショップの参加者の一人だっという彼の教え子、ビルマの若手写真家Nay Thet They Nway、またの名をBay bayによる最新の写真集「My Universe」を交えて解説していただきます。皆さまぜひご参加ください。
尚、最新作を含む他写真集タイトルの販売もあわせて予定しております。
◉トークイベント
日 時:2019年9月26日(木)午後7時から
およそ2時間ほど、終了後は歓談の時間となります。
参加費:無料
ゲスト:ルーカス・ビルク(Lukas Birk)
※司会進行には通訳が入ります。
※参加申し込みは特に必要ありません。
PROFILE | ルーカス・ビルク(Lukas Birk)
ルーカス・ビルクはオーストリア人写真家、ストーリーテラー、そして出版人。彼の広い領域に渡るプロジェクトは、映画、年代記、ブック、エキシビションになってきた。ルーカスの作品の多くは、彼のリサーチを通して収集されたり、あるいは彼自身の背景を掘り下げて集めたアーカイブ素材を使っている。彼の語りは、オルタナティブな物語の筋とフィクショナルな要素、また広く受け入れられている事実を作り上げることで記録された歴史に真正面から取り組んでいる。彼が作った「アーカイバル・アート作品」は組織的プロセスとの関わりはほどんど無く、その代わり個人的なストーリー、歴史の中における人々の場所が失われないようにしたいという願いを中心にしている。
ルーカスは、アフガン・ボックス・カメラ・プロジェクト、ジョグジャカルタのセウォン・アート・スペース、北京のオーストロ・シノ・アーツ・プログラムを共同設立し、また、ヤンゴンにおいて画期的な出版プログラムであるミャンマー・フォト・アーカイブを始動した。
彼の出版レーベルであるFraglich Publishingは、フォト・エスパーニャのベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー賞等を受賞し、コンテンツが由来する、西洋を中心としたマーケット外のエリアにおいての本の流通に焦点をあてた本のプロデュースに焦点を当てている。
www.lukasbirk.com / www.fraglich.com / www.myanmarphotoarchive.org
日本語翻訳:奥山美由紀