𠮷田多麻希『序の口』 アーティストブックとガラスの箱の作品 ご注文受付中!
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
現在、RPS京都分室パプロルでは、𠮷田多麻希・松村和彦による共同展示「閾 ─ 揺らぎの像」を開催しています。会期は2026年5月10日まで。本展はKG+2026 SPECIAL EXHIBITIONSの一環として開催されています。
この展示にあわせて刊行した𠮷田多麻希のアーティストブック『序の口』について、オンラインでのご注文受付を開始しました。会場で作品をご覧になった方はもちろん、遠方の方にもお求めいただけます。
本書は、知床・羅臼町に出没した一頭の「問題熊」の痕跡を辿ることから生まれた、59部限定のアーティストブックです。
「何もいない」と信じていた夜に、ほんとうに何もいなかったのだろうか。
山中に設置されたトレイルカメラ、夜のフィールドワーク、そこに写らなかったもの、写り込んだもの。𠮷田は、不在と気配の観察を通して、人と野生の領域が重なり合う境界を見つめます。
野生生物との関係を通して、人間の行動や社会の前提を問い続けてきた𠮷田にとって、『序の口』は継続的なプロジェクトの序章となる一冊です。
2023年にReminders Photography Strongholdで開催されたワークショップ「Photobook as Object」への参加を契機に構想され、後藤由美との対話を経て完成しました。
限定部数の59部は、2018年から2022年7月にかけて、本プロジェクトの契機となった「問題熊」が捕獲されるまでの期間に、羅臼町で捕獲された熊の総数に対応しています。
夜の風景、痕跡、気配。
ページをめくることで立ち上がる境界の揺らぎを、ぜひ本の中で体験してください。
本書は、現在開催中の展示会場でご覧いただけるほか、2026年5月9日・10日に開催されるKYOTOGRAPHIE PHOTOBOOK FAIR 2026でも手に取ってご覧いただけます。実物をご覧いただける機会とあわせて、オンラインでのご注文もぜひご利用ください。
『序の口 』
近年、北海道におけるヒグマの年間駆除頭数は増加を続け、2025年には2000頭を超え、統計開始以来最多となった。
この増加に先立つ2022年、知床半島・羅臼町で一頭のヒグマが捕獲された。
この個体は2018年から4年間にわたり住宅地に出没し、庭先につながれた飼い犬を襲い続けたことで「問題熊」と呼ばれた。
それは、人間の生活圏と野生の領域との境界を越えた存在とみなされた個体だった。
この出来事は、長らく保たれていると考えられてきた人間の生活圏と野生の領域の区分が、実際にはきわめて曖昧であったことを示す兆候でもあった。
私はこの個体の痕跡を辿りながら、羅臼の山中にトレイルカメラを設置し、同時に熊が出没する夜の町を歩いた。
そこにあったのは、姿そのものではなく、いるかもしれないという気配だった。
私たちは「何もいない」と信じてきた夜を、本当に見つめていたのだろうか。
そこにあったのは空白ではなく、ただ「見えていなかった」だけなのではないかという問いが残る。
境界は風景の中にあるのではなく、私たちのまなざしの中にあるのかもしれない。
本作は、人間と人間以外の生の領域のあいだにある不安定な境界を考察する、継続的なリサーチの入口として位置づけられる。
痕跡や風景、不在の観察を通して、分断という概念がどのように形成され、現在の共存の認識にどのような影響を与えているのかを探っている。
ー𠮷田多麻希
『序の口 』アーティストブック概要
● 限定59部 (エディションナンバー、署名入り)
● 写真、文、編集、印刷、製本:𠮷田多麻希
● 編集協力、企画構成:後藤由美(リマインダーズ・フォトグラフィー・ストロングホールド)
● ページ数:116ページ
● 重さ:約890g
● サイズ:275mm×225mm×30mm
● エディション:59部限定(エディション、サイン入り)
● 言語 : 日本語(英訳付き)
① アーティストブック『序の口』
価格:13,200円(税込・送料別)
※送料については、こちらをご確認ください。
② アーティストブック『序の口』+ガラスの箱の作品
価格:68,200円(税込・送料別)
内訳:アーティストブック 13,200円+ガラスの箱の作品 55,000円
※「アーティストブック『序の口』+ガラスの箱の作品」をご希望の方は、以下に掲載している各作品の展示イメージをご確認のうえ、ご希望の番号(#1〜#9)をお選びください。各作品は展示されている現物のみの一点ものとなります。
アーティストブックに加え、現在RPS KYOTO PAPEROLESで開催中の共同展示「閾 ─ 揺らぎの像」に出展されているガラスの箱の作品を1点お選びいただけるセットです。
ガラスの箱の作品は#1〜#9の9点のみで、いずれも展示会場で実際にご覧いただける現物限りの一点ものとなります。作品のお渡しは、会期終了後となります。
また、ガラスの箱の作品には、作家からのささやかなサプライズが添えられます。
仕様
・箱のサイズ:300mm × 215mm
・カラープリント:210mm × 297mm
ガラス面にUVダイレクトプリント
・モノクロプリント:285mm × 205mm
ラムダプリント/箱内部に貼り込み
※送料については、こちらをご確認ください。
⚠ ご注意事項
- ご注文確定は、お振込確認後となります。
- お振込確認後、発送準備を進めますが、制作期間として1~2ヶ月程度お待ちいただく場合がございます。
- 特にご連絡がない限り、発送時の通知はいたしません。
- 一定期間お振込・決済の確認ができない場合は、自動的にキャンセルとさせていただきます。
- お届けは宅配便での発送となります。
※ご注文分の発送は6月以降を予定しています。
ご注文をご希望の方は、以下のフォームよりお申し込みください。
フォームへの直接リンクはこちら →https://forms.gle/pUVYqHmsTy95ywr8A
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
©︎𠮷田多麻希 / 序の口
ガラスの箱の作品展示イメージ 会場:RPS京都分室パプロル
②「アーティストブック『序の口』+ガラスの箱の作品」をご希望の方は、以下に掲載している各作品の展示イメージをご確認のうえ、ご希望の番号(#1〜#9)をお選びください。各作品は展示されている現物のみの一点ものとなります。
ガラスの箱の作品展示イメージ 会場:RPS京都分室パプロル
ガラスの箱の作品展示イメージ 会場:RPS京都分室パプロル
ガラスの箱の作品展示イメージ 会場:RPS京都分室パプロル
ガラスの箱の作品 #1 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)
ガラスの箱の作品 #2 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)
ガラスの箱の作品 #3 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)
ガラスの箱の作品 #4 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)
ガラスの箱の作品 #5 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)
ガラスの箱の作品 #6 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)
ガラスの箱の作品 #7 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)
ガラスの箱の作品 #8 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)
ガラスの箱の作品 #9 上:カラープリント(ガラス面にUVダイレクトプリント) 下:モノクロプリント(ラムダプリント/箱内部に貼り込み)