【10月へ開催延期】2019年度 Photobook As Object 成果発表展

※この展示は本来2020年4月末の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため10月に延期になりました。ご来場の際はマスクの着用や手指の消毒にご協力お願いいたします。

【出展作家からのメッセージ】
2019年Photobook As Object成果発表展延期について

本日RPSギャラリーから先に発表展延期の報告をさせていただきましたが、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大状況を受け、私たち8名の参加アーティストで協議をした上、成果発表展を延期させていただくという結論に至りました。

昨年5月のPhotography As Objectワークショップ参加後、私たちは写真集制作を追求し続け、成果発表展に向けての準備を進めてまいりました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大を受け、
●成果発表展という機会自体が感染拡大につながる可能性を否定できないこと
●成果発表展に来ていただくこと自体が困難になる場合が予測されること
●自宅待機や国際郵便停止などの措置に伴い、海外在住の参加者一部が最新の写真集や展示物を郵送することができないこと
などの観点から、10月への延期案が妥当であるという判断に至りました。

成果発表展で写真集を見るのを楽しみにしてくださった皆様、また私たちの写真集制作に様々な面からご指導、ご協力いただいた皆様には大変恐縮ですが、10月の成果発表展にて写真集を改めてご覧いただけますと幸いです。

どうか今後とも何卒よろしくお願いいたします。

2019年Photobook As Object成果発表展実行委員会

artwork by Moe Suzuki

ワークショップにおける写真集制作は物語の全体像を浮かび上がらせるストーリーラインを様々な角度や切り口から掘り下げる作業から始まります。複雑で多面的な事象を主軸にした視覚的物語を他者と共有するために本という形態に落とし込む時、どのような視点、視覚的手段、デザインが物語をより深く伝えるために適しているのか、膨大な試行錯誤を繰り返しながら探っていきます。一見遠回りのような時間と手間が「自分の作りたかった本/存在感ある作品としての本」に辿り着く為に必要不可欠なのです。

第6回目となる2019年度にはペルー、イギリス、チリ、メキシコ、台湾、韓国、ロシアからも参加者が集いました。 ワークショップでは講師・参加者同士が建設的な意見を活発に交わすことで、今まで思いもよらなかった視点から自らの本を見つめ直し、互いに切磋琢磨する環境が充実していました。言語・文化・考え方の多様性こそが互いの作品に対する議論により一層厚みをもたらし、本の構成に欠けている要素を発見・改善し、国際的な幅広い層の読者を意識した本作りをする大きな力となったのです。

このような過程を経て、参加者それぞれがワークショップの最後に手にした荒削りのダミーブックは、その後も本を作り続けていくための原点となりました。そして、およそ一年を経た今もワークショップで学んだことを活かしながら「自分の作りたかった本により近づいているのか」を常に自問自答し制作を続けています。

展示期間中、会場では作家たちが写真集制作を実際に行う予定となっており、複雑な本作りの裏側も直接ご覧いただけます。また制作秘話や失敗から学んだ経験などを会場で皆様と共有出来ることを、心から楽しみにしております。 どうぞお気軽にお越しください。

随時更新されていく、作家の出展作品についてはこちらのFBイベントページにてご確認下さい。

<会期>
2020年10月3日(土)〜10月14日(水)
午後1時から7時まで(会期中無休・入場無料)

<開催期間中のイベント>
・参加写真家によるギャラリートーク(FBページにて配信予定)10月3日19:00-

<出展写真家>
Alla Mirovskaya
Chiawen Lin
Claudia Hans
Makoto Kawakami / 川上真
Mie Inada / 稲田弥恵
Moe Suzuki / 鈴木萌
Paola Jiménez
Yudai Omura / 大村祐大

※2019 PHOTOBOOK AS OBJECT 参加写真者13名のうち、上記8名が有志で今回の展示に参加します。

<講師>
Jan Rosseel / ヤン・ラッセル
The Danish School of Media and Journalism(デンマーク)にてフォトジャーナリズム、The Royal academy of arts in The Hague(オランダ)にてドキュメンタリー写真を専攻。物語(ナレーション)と記録(ドキュメンテーション)の狭間を行き来する視覚的ストーリーテラーとして存在感を放つ作品を制作し、謂わば「記憶の収集家」として写真や映像、物証を用いた表現活動を行なっている。
物語は歴史的事実を語るだけでなく、同時に人々の記憶認識の曖昧さを浮き彫りにもするというアイディアを軸に制作を行う。事実とフィクションが相反しながら同時に存在する物語を表現するため、ジャーナリズムと科学的なリサーチを手法として取り入れている。作品はthe New York Times, Le Monde, IMA Magazine等数多くのメディアで出版され、the Royal Academy of Arts in The Hagueにて講師/ the Master of Photography AKV St. Joost in Breda 及び MA Photography Luca School of Arts in Brusselsにて客員講師を務める。

Yumi Goto / 後藤由美
東京を拠点に活動するインディペンデントキュレーター。写真に関する総合的なプロデュース、キュレーション、写真編集、出版、リサーチ、コンサルティング、教育、人材育成等にも関わる。重点テーマは、紛争、現代社会問題、人権侵害、女性問題など。これまでNGO、人道支援・人権擁護団体などの写真を使ったキャンペーンや出版、また国際的な写真賞、フォトフェスティバル、イベントの審査、ノミネーション、キュレーション及びプロデュースに多数関わる。東京墨田区に創設した写真関連の多目的な活動を行う自主運営施設リマインダーズ・フォトグラフィー・ストロングホールドの共同運営人でありキュレーター。

場所:Reminders Photography Stronghold ギャラリー
東京都墨田区東向島2-38-5
東武曳舟駅より徒歩7分
京成曳舟駅より明治通り沿いに徒歩5分
「ユートリヤすみだ生涯学習センター」隣
問い合わせ先:stronghold@reminders-project.org