【販売終了しました!】パオラ・ヒメネス・キスぺ写真集「Rules for fighting」Witty Books版 部数限定 RPS特典付き販売終了。
ご好評につき、RPSでの販売は終了しました!
ペルーの写真家パオラ・ヒメネス・キスぺの写真集「Rules for fighting」(Witty Book 出版)の販売を開始いたします。
パオラ・ヒメネス・キスぺは2018年にラトビア ISSPで行われた写真集制作ワークショップPhotobook as Object, そして2019年には東京のRPSで行われた同ワークショップに参加し、作家が5歳の時に亡くした父の記憶を辿る本作品を発展させました。その後ダミーブックはImage Vevey Book Award 2021で特別審査員賞受賞を経て、イタリアの出版社Witty Booksより2022年4月に出版。またAperture Photobook Award 2022のFirst Book Awardの最終選考にも選出されています。
今回RPSで予約受付をスタートする写真集はRPS特典付き、直筆サイン入りの特別版となり、日本国内での取り扱いは現在のところRPSのみとなっております。現在世界的に注目されている本作品をぜひ、この機会にお手にとってみてはいかがでしょうか。
「Rules for fighting」
1998年2月、ペルーのリマで一人の実業家が殺された。ラテンアメリカの首都ではかつて日常的に起きていた事件だった。被害者は生地のビジネスを成功させていた男性で、当時私は5歳だった。そしてその男性は、私の父親であった。
私の家族はこの事件に相当なショックを受け、その後事件のこと、そして父のことが私たちの間で話題にのぼることはなかった。しかし年を重ねた私は、父と父が亡くなった事件について様々な疑問を持ち始め、父の記憶と新たな関係を築きたいという気持ちを持つようになった。家族や親しい友人に父の思い出話を聞くだけでなく、父の存在を物語る物たちや突然彼が私たちの前から姿を消した理由を家の中で探し回った。
まず、父が殺された時に母が持っていた物を見つけ、その中から警察の書類を見つけ、父がなぜ殺されたのか、その事件がどこで、どのように起きたのかを理解していった。ビニール袋に入った未現像のフィルムも発見した。父の名前をネット検索すると、この殺人事件の小さな報道写真が見つかり、さらにその事件のより詳しい写真や記事も新聞のアーヵイブの中で探し当てた。そして、私が生まれる前に家族で行った旅行で父が録画したビデオテープも見つかった。
私が取り組んだこのプロジェクトは、父が亡くなった後も私が彼とコミュニケーションを取ろうとする試みだけでなく、記憶がどのように働くのか、私たちはどのように過去を記憶したり忘れたりしようとするのか、そして突然の喪失や死とどう向き合うのかを探った作品である。
パオラ・ヒメネス・キスぺ
パオラ・ヒメネス・キスぺ写真集「Rules for fighting」
●版元:Witty Books
●サイズ : 150 x 205 mm, 232 ページ
●言語:英語 スペイン語
●価格:7,700円(消費税込、別途送料についてはこちらをご確認下さい)※売り切れました。
●特典:写真集に収録されている作家の父が残した未現像フィルムからのオリジナルプリント、および作家が撮影したイメージオリジナルプリント(サイン入り)※発送時にランダムに選出されます、写真をお選び頂くことは出来ません。写真集タイトルとなっている作家の両親が結婚する際に決めた「Rules for fighting」の英語&日本語訳つき
●限定11部、署名入り