10月28日午後6時〜:「写真家、その数奇な人生」写真家・梁丞佑（ヤン・スンウー）聞き手：RPSディレクター・後藤勝

10/10/2017

RPSディレクターの後藤勝は2年程前からYahoo!ニュース特集で写真監修を担当しています。
この特集セクションでは、クオリティーの高い記事を掲載し、経験豊富な編集部とデスク、そして第一線で活躍するライターと写真家が参加しています。特集の中に、「挑戦者たちの背中」という枠があり、国内外で活躍する人々に焦点を当てたストーリーを掲載しています。

後藤が「人間に迫るストーリー」はないかと模索している時に、ふとヤンさんの姿が過りました。韓国から着の身着のまま日本にやってきて、写真と出会ったヤンさん。苦労を重ねた末、今年土門拳賞を受賞しました。歌舞伎町などタブーなテーマが絡む企画でしたが、編集部の理解を得て、取材が始まりました。写真と文章を担当したのはRPSの後藤勝。取材は土門拳賞受賞式から始まり、新しい写真集「人」が印刷される日まで、足掛け3ヶ月に及びました。歌舞伎町での撮影、暗室作業やプライベートな自宅、そして後輩との飲み会まで後藤は撮影に出向き、今年8月に「歌舞伎町の夜を撮る−梁丞佑の数奇な人生」というタイトルで、ヤンさんのストーリーが掲載されました。
https://news.yahoo.co.jp/feature/707

今回のイベントでは、取材時の裏話や、写真家ヤンさんを取材した意味、ウェブメディアでの掲載についてなど、ヤンさんとその人生、写真に関するテーマでトークを行います。今はデジタルで簡単に写真が撮れ、写真家と名乗ることが簡単にできる時代です。「写真家は一体何を目指すべきか」そして「写真の持つ本来の意味」を考えて頂く機会になれば幸いです。

当日はトークと質疑応答の他に、ヤンさんのスライドショー（新宿のカラー／ヤン太郎）、写真集の販売なども行います。

販売写真集（サイン可能・数に限りがあります）：
「新宿迷子」初版３冊　土門拳賞受賞写真集
「人」５冊　今年9月に刊行　横浜の寿町を撮影した写真集
「青春吉日」３冊
「君はあっちがわ僕はこっちがわ1」　5冊
「君はあっちがわ僕はこっちがわ２」　5冊

◎「写真家、その数奇な人生」
ゲスト写真家：梁丞佑（ヤン・スンウー）、聞き手： RPSディレクター・後藤勝
日時：2017年10月28日（土曜日）午後6時〜7時半頃まで。
トークは60分から90分程度を予定しております、終了後は気軽に質疑応答や歓談の場としてお過ごしください。終電時まで会場はオープン致します。
会場：reminders photography stronghold
参加費：1,000円（RPSメンバー、および写真集をお買い上げの方は無料）
参加申し込み不要（先着順でご着席となります。定員は30名程度ですので、お席がない場合は立席でもご参加いただけます。）

梁丞佑（ヤン・スンウ−）
1966年韓国・井邑（チョンウプ）市生まれ。96年に来日し、日本写真芸術専門学校へ入学。東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業後、同大学院芸術学研究科メディアアート専攻写真メディア領域修了。2004年フォックス・タルボット賞第一席、06年新風舎・平間至写真賞大賞、17年土門拳賞を受賞。現在フリーの写真家として活動している。https://photoyang.jimdo.com/

後藤勝（ごとう・まさる）
1966年生まれ。写真家／RPS所長。Yahoo!ニュース特集で写真監修。89年に渡米。中南米を放浪後、南米コロンビアの人権擁護団体と活動。97年からアジアを拠点として、内戦や児童売買、エイズなどの社会問題を追う。2004年上野彦馬賞、05年さがみはら写真賞を受賞。12年に東京都墨田区で写真総合施設Reminders Photography Strongholdを設立する。http://www.masarugoto.com/