アンドレア・ボスカルディン写真展「L’Oiseau perdu( ロワゾー・ペルドゥ・行方知れずの鳥)」3/2- 3/10

リマインダーズ・フォトグラフィー・ストロングホールドギャラリーでは、2024年度企画展・アンドレア・ボスカルディン写真展「L’Oiseau perdu( ロワゾー・ペルドゥ・行方知れずの鳥)」を3/2- 3/10の会期で開催いたします。アンドレアは2016年にPHOTOBOOK AS OBJECTに参加し「Sentieri」に取り組み、自身の出版社「Rumore Nero」から刊行、RPSでも当時お取り扱いをしました。さらに2023年に新たなプロジェクトを携えて参加、今回は新作「L’Oiseau perdu」のアーティストブックの刊行と合わせて写真展を開催することになりました。ワークショップのみならず、リマインダーズフォトグラフィーストロングホールドのメンバーシップISO200の特典でもある写真展開催を利用した企画となります。出版だけでなく、常日頃博物館のセノグラファーとしても数々の展示空間を作り上げてきた作家による、展示と本で魅せる芸術作品を是非お楽しみ下さい。
アーティストブックの販売につきましては、詳細が決定次第ご案内いたします。今しばらくお待ち下さい。

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu( ロワゾー・ペルドゥ・行方知れずの鳥)

「あなたが探しているものは、あなたのことも探している」
(スザンヌ・ハスキー)

写真家アンドレア・ボスカルディンによるプロジェクト”L’Oiseau perdu”は、イタリアのリグーリアの山中にある避難小屋を出発し、神秘的な森で姿のない想像の鳥を探す物語である。
私たちは人新世*の真っただ中にいる。ボスカルディンはリサーチによって、自然の中へと入っていく旅へと私たちを誘う。その目的は、自分自身を再び見つけるために道に迷い、人間と自然との間の繊細で壊れやすく、時に「見逃される」関係について考えることである。自然主義的なアプローチと様々な表現要素を混ぜ合わせた芸術的実践を組み合わせたこの作品は、作家は神秘的な霧に包まれた羽と森によって作られた、繊細で壊れやすい宇宙への扉を開いてくれる。

*人新世=アントロポセン(Anthropocene)とは、気候変動を含め、地球の地質や生態系に人類が大きな影響を与え始めた時期の地質学的エポックのこと。

アンドレア・ボスカルディン


アンドレア・ボスカルディン写真展「L’Oiseau perdu( ロワゾー・ペルドゥ・行方知れずの鳥)」
◎会期:2024年3月2日(土)〜 10日(日)13:00~19:00
13:00~19:00 会期中無休、入場無料
◎オープニングレセプション / アーティストトーク
2024年3月2日(土)16時ごろから
※オープニング+アーティストトークは16時からとなりますのでご注意下さい。
◎開催場所:Reminders Photography Stronghold Gallery
住所:東京都墨田区東向島2-38-5
(東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩6分・京成曳舟駅より徒歩5分)

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

L’Oiseau perdu©︎Andrea Boscardin

アンドレア・ボスカルディン | プロフィール
1976年ミラノ生まれのアーティスト、写真家。自然と関わる作品を通して本質的な問いを探求している。また2012年にミラノで設立したRumore Neroは、小規模な独立系出版社として始まり、主に限定版の手作りによる芸術的な写真集を手がけてきた。
2015年以来、アンドレアは、フランスの美術館での企画展開催のためパリと、イタリア・リグーリア(レヴァンテのリヴィエラ)にあるアトリエの二拠点で活動している。
最近では、こうした美術館とのコラボレーションの成果もありRumore Neroは、出版以外にも、インスタレーション、展示、額装、創作、金箔貼りなど、プロジェクトを多角的に展開するために必要なノウハウが詰まった、完成度の高いプロジェクトへと成長している。その目的は常に、出版と展示を織り交ぜた芸術作品の価値を高めることにある。