【先着順参加申し込み受付】11月7日(土)開催:RPS京都分室「パプロル」オープニングイベント・作家から学ぶ製本ワークショップ第一弾、松村和彦製本ワークショップ「虹の本を作ろう」
※本ワークショップのお申込みは先着順での受付となります。定員になり次第、受付を終了いたします。ご注意ください。
これまでRPSでは、多くの作家たちが手製本を生み出し、作家が作品制作を通じてたどり着いた特有の製本方法を共有するワークショップを開いてきました。今回京都分室「パプロル」をオープンするにあたり、関西で初の同内容のワークショップを開催いたします。
作家から製本を学ぶワークショップ第一弾は京都在住の写真家松村和彦を講師に迎えます。松村が今夏完成させ、KASSEL DUMMY AWARD 2020のショートリストに選ばれたダミーブック「見えない虹」とほぼ同様の製本を学べます。
「見えない虹」は、地域医療のパイオニアとして知られた医師早川一光さんが生前、何度も松村に話した虹の話が写真集を貫くテーマとなっています。「虹さん、虹さん、消えないでおくれ」と始まる短いお話。早川さんが生涯追い求めた「虹」とは何だったのか。ワークショップではまず、テーマを表現するために行った取材や制作過程をお話します。その後、「本」として具現化する手法に、製本を体験しながら触れてもらいます。京都分室がオープンする「西陣」というエリアは、早川さんが理想の地域医療を目指し駆け回った地です。ワークショップの参加者の皆さんと一緒に虹の本を作ることに作家の松村も強い縁を感じています。
製本では本文用紙に白紙を使いますが、七色の紙を使って本の小口に虹を出現させる方法や、細工を施して表紙から新聞見開きサイズの虹の写真を出現させる仕掛けを学べます。作品のテーマを本に置き換える一例を参加者の皆様と共有します。作家やアーティストでなくても、RPSが企画する製本ワークショップに興味がある方、作家が辿った作品制作をより理解してみたい方、独特の製本方法に挑戦してみたいという興味本位の方でも気軽にご参加頂ける内容です。
もちろん、紙の折り方や切り方、本の縫い方など基本的な製本の学習を含んでいます。ワークショップで学んだことを使えば、参加者はソフトカバーの本が製作できるようになります。また、完成した本はお持ち帰りいただけます。ぜひご参加ください。
なお、11月には野村幹太「吉田寮学生寄宿舎史」、12月には楠本涼「連師子」、吉田亮人「The Absence of Two」の各製本ワークショップの開催も予定しております。
◎日時:2020年11月7日(土) 10:00~18:00
(進行次第で時間の延長の可能性がございます)
※今回は先着順での参加決定となりますので、必ず申し込み時に確実に参加ができることを前提にお申込み下さい。また、申し込みの後、参加費のお振込が確認できた方から確定となります。通常お申込みから1週間程度を目処にご対応をお願いしております。お申し込み後に届くメールをご確認ください。
◎参加費 : 11,000円(消費税込み)、RPS会員8,800円(消費税込み)
※別途製本に使う紙、道具類は参加者様のご負担となります。あらかじめご了承ください。※ご用意いただく道具類の詳しいご案内は参加が確定された方にメールでご案内します。
◎定員:10人(先着順)
申込みは先着順で、定員になり次第、受付を終了いたします。
◎場所 : Reminders Photography Stronghold京都分室「パプロル」
〒602-8318 京都市上京区老松町603
◎講師 :松村和彦
Profile | 松村和彦
兵庫県出身。2003年、記者として京都新聞社に入社。05年写真記者となる。写真集に京都の芸舞妓の人生を描いた「花也」(14年、京都新聞出版センター)と、個人的な作品として取り組み、家族の生と死を通じて命のつながりを描いた「ぐるぐる」(16年、自主制作)がある。
「見えない虹」は新聞連載(その際のタイトルは「こんなはずじゃなかった」)で、日本医学ジャーナリスト協会賞と坂田記念ジャーナリズム賞を著者の早川さくらさんと共同で受賞。2019年春に京都国際写真祭KYOTOGRAPHIEのサテライトイベントKG+で写真展を開催した。2020年夏にダミーブックを完成させたばかり。
申込みは先着順で、定員になり次第、受付を終了いたします。
参加ご希望の方は下記フォームよりお申し込み下さい。
フォームの読み込みがうまくいかない方はこちらのリンクよりご確認いただけます。
https://forms.gle/NgDJqpcGMEs2bhQV9
主に以下の製本技術を学ぶことができます。
・ソフトカバー
・特殊加工①折った新聞紙をカバーに仕込む
・本文糸かがり綴じ
・特殊加工②本文に七色の紙を足す
・種類の違う紙を一冊の本に用いる方法
本文の糸かがり綴じは専用の製本台ではなく、手芸店などで手軽に入手できる物を使って行います。自宅でも再現でき、写真や製本にこれまでまったく縁がなかった方にもご参加いただける内容となっています。
実際の本とは違う部分がありますので、事前にご了承下さい。
・本文は白紙
・カバーデザインなどの一部
・ページ数は半分ほどの約150ページ