実験的ワークショップアトラスラボ「イメージの再構築と比喩的表現」参加申し込み受付を終了しました
実験的ワークショップアトラスラボ「イメージの再構築と比喩的表現」参加申し込み受付を終了しました。
ご応募いただいた皆様、お気にかけてくださった方々ありがとうございました。
実験的ワークショップアトラスラボ「イメージの再構築と比喩的表現」参加申し込み受付を開始しました。
締め切りは2022年1月16日(日)。皆様のご応募お待ちしております。
RPSでは自分の写真の本質と向き合い、あらたな写真表現への挑戦を試みる実験的なワークショップ「アトラスラボ」をテーマを決め不定期で開催しています。
今回はRPSでもアーティストブックの制作や企画展を通して作品発表を行っている作家の木村肇氏をゲスト講師に迎え、RPSキュレーターの後藤由美とともに「イメージの再構築と比喩的表現」をテーマにしたワークショップを開催いたします。
過去の出来事や概念など、可視化することが困難と思われる対象にイメージの再構築と比喩的表現というアプローチを使って、作品制作に取り組みます。
すでに取り組んでいるプロジェクト、またはこれから取り組みたいと思っているプロジェクトで、今回のテーマに相応しいものをご用意下さい。または、なんとなく考えているアイデアでも構いません。ワークショップの中で、その輪郭をはっきりとさせ、取り組むべき内容を決定していきます。
ワークショップは毎週土曜日に開催され、参加者同士のブレインストーミング、講師からの提案や意見などを通して、また、それぞれのテーマの交換など、あらたな視点や表現方法と出会うための試行錯誤を繰り返していきます。
これまで過去に撮影したイメージから、比喩的表現、または再構築の材料として使えるものを発掘する作業にも力を入れます。
ワークショップで取り組む内容と期待される成果:
すでに取り組んでいる作品がある方は、継続してこのワークショップ内で取り組んでも構いません。今回の最大の目的は、既存のイメージに依存せず、一からまったく新しいイメージを制作してもらうことにあります。
既存のイメージというのは、アーカイブ写真、資料、手紙等々、自分が手をまったく加えず、すでに存在しているイメージ素材を意味します。それらを用いる代わりに、その世界観を比喩的表現、イメージの再構築という表現方法の中で作り出し、次の新しいアイデアへの引き出しへと繋いでいくことが最大の目的です。このワークショップを通して取り組んだ再構築、比喩的表現を用いた「作品」と呼べるものを制作することを目指します。
[日程]2022年2月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)
※毎週土曜日に行うワークショップです。また、参加者との相談の結果、以上の4日以外にも中間報告的な日程を組む予定がございます。重要:全日程参加可能であることを前提にお申し込みください。
[時間]13:00〜20:00
※進行次第で開催時間が変更になる可能性がございます。詳細な日程は後日ご連絡差し上げます。
[会場]Reminders Photography Stronghold
東京都墨田区東向島2-38-5
[参加費]44,000円、RPS会員38,500円
※消費税を含みます
[定員]10名程度
応募締め切り:2022年1月16日(日)
(※先着順決定ではありません。定員を上回る場合には応募頂いた資料をもとに選考させて頂きます。)
参加確定後のスケジュールイメージ
[ワークショップ参加費支払い期限]即日
[事前オリエンテーション]2022年1月30日(日)
※ワークショップ開催前には講師による具体的なワークショップの説明を行うオリエンテーションを予定しております。ワークショップが初めてという方も是非、ご参加ください。
※時間帯や開催方法に関しては参加決定者にお伝えいたします。
※最終的な作品編集、制作時に各自パソコンを持ち込んで作業が出来ること、画像や編集に関するアプリケーションがワークショップ期間中に使えることを確実にして下さい。但し、参加者それぞれの作品の方向性次第で必要がなく使わない可能性もあります。また、全日程参加確実な方、参加が確定した場合には参加費のお支払期限がございます。申込時に参加費の確認、および期日を遵守して頂きますようお願いします。
助成:すみだ文化芸術活動助成金
お問い合わせ先:atlas-lab@reminders-project.org
講師、木村肇の作品より、イメージの再構築と比喩的表現参考画像
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©︎Hajime Kimura
比喩的表現:江戸川区宝積院。1945年3月10日、午前2時過ぎに被弾した現場。
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©︎Hajime Kimura
再構築的表現:江東区清澄。空襲体験者が当時、戦火の中で避難した道。
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©︎Hajime Kimura
比喩的表現:空襲体験者と戦後に植えた自宅庭先の柳の木。
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©︎Hajime Kimura
比喩的表現と再構築:戦争体験者が使用していた義手とB29になぞらえた青い鳥。
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©︎Hajime Kimura
比喩的表現:墨田区文花。戦災樹木の被弾方向から見た外側の風景と時間の経過。
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©︎Hajime Kimura
比喩的表現と再構築:墨田区三囲神社の戦災樹木。3Dカメラで撮影した樹木を分解し、再度切り貼りしたもの。
戦後76年の記憶の再構築。樹木を「社会の記憶の集積」に見立てた。
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©︎Hajime Kimura
比喩的表現:脚の火傷痕とそれを診断する機械。
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©︎Hajime Kimura
比喩的表現:旧上野駅舎の窓。空襲体験者が当時勤めていた場所にて。空襲当夜の窓からみた炎の色。
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©︎Hajime Kimura
比喩的表現:台東区浅草。戦災樹木の焼け跡。人間の火傷やかさぶたとシンクロする。