マグダ・ビールナット写真集「ADRIFT」ご予約受付中 ※3/31まで!

4月8日から始まるマグダ・ビールナット「ADRIFT」 展、来日にあわせて写真集の販売も行います。こちらはご予約を頂いた数だけの販売になりますので、3/31までにご予約をお願いします。

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ADRIFT
PHOTOBOOK BY MAGDA BIERNAT

「ADRIFT」は、正反対の比較の手法としての視覚的言語を使ったプロジェクトだ。南極の氷山の写真と放棄されたイヌピアト・エスキモーの狩猟小屋の写真を組み合わせることにより、地球の両極における世界的気候変動によって引き起こされる影響を控えめに提示している。2013年、私は南極から北極圏まで、南北アメリカの17カ国を旅し、住居、人間の住処が厳しい風景にどう反応しそれを映し出すのか、また気候変動に対し、社会が文化的および物理的に適応する意味を記録した。この旅の中で私は、私の作品からの離脱であり、地球温暖化の影響に屈する有機的また無機的構造という馴染んだ対象でもある主題に惹きつけられていた。

建築写真家として、私は主に構築された環境、自然の景色と人工的な景色の関係、その共生、コントラスト、重複に個人的な作品をフォーカスさせた。私の写真の多くは家、住居、離郷、距離の克服、境界線を跨ぐ生活を探求している。私の写真のほとんどに人物は現れないが、人間が環境に残す痕跡について私の写真が多くを表現していることを願う。

北極と南極域の平均気温は、世界のその他の地域の二倍の速さで上昇している。気温の上昇は氷河塊からさらに多くの氷山を崩壊させている。両極の氷は薄くなり、溶けて決壊している。市街の一区画ほどの大きさの崩壊した氷は、漂いながらかつて無いスピードで消滅している。両極の近くでは、永年氷が溶けることにより、すでに動植物とそれらが生息する凍土への影響が出てきている。地球温暖化は、先住民たちの文化的アイデンティティを脅かしている。アラスカ最北の35kmに渡る海岸線に沿って、イヌピアト・エスキモーが何世紀にも渡って狩りをしてきたピクニックと呼ばれる古代の狩猟場がある。しかし、カリブーの巨大な群れの縮小、ホッキョククジラ、セイウチ、アザラシの捕食と移動パターンの変化により、生き残っていくための狩りがさらに困難になっている。

ハンターたちは大きな町へと移ってしまい、かつての住処だったキャビンは薄くなりつつある氷と変わりゆくツンドラの上に漂うがままに残されてしまった。イヌピアトの狩猟小屋は、南部に取り残された氷山を映し、変化するエコシステムの重圧の下の孤独な極地の建築である。それらは変化への、言葉も発せず動きもしない目撃者なのだ。

◎5,700円 (送料別途500円)
◎署名入り
◎※3/31までご注文受け付けます。※発送、お渡しは4/8以降となります。

ご注文時のメール件名に必ず、「ADRIFT」注文希望とお書き下さい。
①お名前(フリガナ)②住所(必ず〒番号を入れて下さい)③電話番号④Eメールアドレス⑤ギャラリーで受け取りを希望の方はお知らせ下さい(お受け取りは4/8以降となります。会場に準備しておく都合上、受け取り希望日を明記してください、可能でしたら第三候補くらいまで希望受取日時を頂けるとありがたいです)。とくにない場合は発送扱いとさせて頂きます。
ご注文はstronghold@reminders-project.orgで受け付けます。
尚、ご注文を頂くだけではご注文完了となりません。ご注文の確定は代金のお支払い後となりますので、メールでお送りするお支払い、お振込案内をご確認の上、ご対応お願い致します。お支払いの確認が出来ない場合はご予約確定とならず、自動的にキャンセルとなる事があります。予めご了承下さい。
尚、ご面倒でもお振込後にメールでご連絡頂けますと、その時点で確定の処理をさせて頂きます。よろしくお願いします。

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