RPS京都分室パプロル企画展:2022年PHOTOBOOK ΑS OBJECT 成果発表展【第二期】 4/22-5/1
2014年からヤン・ラッセル、後藤由美が講師を担当し開催しているPHOTOBOOK AS OBJECTワークショップ。2022年は9月に東京のReminders Photography Strongholdにて開催されました。この度、ワークショップ参加写真家による成果発表展【第二期】をRPS京都分室パプロルにて開催することになりましたのでご案内いたします。
複雑で多面的な事象を主軸にした視覚的物語を他者と共有するために、物語の全体像を浮かび上がらせるストーリーラインを様々な角度や切り口から掘り下げ本に落としこむ作業は、膨大な試行錯誤の繰り返しです。 一見遠回りのような時間と手間が、まだ見ぬ「自分の作りたかった本/存在感ある作品としての本」に辿り着く為に必要不可欠な道なのです。
2022年度には、コロナ禍の影響から最大で2年の延期を経て参加写真家たちが集うことができ、海外参加者が半数を占めました。言語・文化・考え方の多様さが講師・参加者同士の議論により一層厚みをもたらし、本の構成に欠けている要素を発見し、改善する力となりました。
ワークショップの会期が終了した時に、参加者が手にしていた粗削りなダミーブックたち。そのダミーブックが出発点となり、 およそ半年を経た現在も、より「自分の作りたかった」本に近づいているのかを常に自問しながら、各自制作を続けています。
会場では実際に作家たちが作業をしている様子も含めご覧頂ける予定です。制作秘話や失敗から学んだ経験などを会場で皆様と共有出来ることを、心から楽しみにしております。
また、この展示は、2023年4月14日〜5月14日まで開催される「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」のサテライトイベントである「KG+」に参加しております。京都の街を舞台にした国際色あふれる展示を楽しめるこの期間にぜひお越しください。
随時更新されていく、作家の出展作品についてはFBイベントページやSNSにてご確認下さい。
<会期>
2023年4月22日(土)〜5月1日(月)
午後1時から7時まで(会期中無休・入場無料)
<開催期間中のイベント>
参加写真家によるギャラリートーク等
イベントの詳細、日時が確定次第、SNS等で告知をしていきます。
<会場>
RPS京都分室パプロル
京都市上京区老松町603 地図:https://goo.gl/maps/1V5XyJ4kfuDk91F87
最寄りのバス停:上七軒、または千本今出川
お問い合わせ:paperoles@reminders-project.org
<出展写真家>
アンナ・ベディンスカ / Anna Bedyńska
イザベル・モレノ / Isabel Moreno
ヴィケシュ・カプーア / Vikesh Kapoor
カトリーヌ・ロングリー&セシール・ユパン / Katherine Longly&Cecile Hupin
クレア・コカノ / Claire Cocano
佐藤 丈公 / Tomohiro Sato
柴田 早理 / Sari Shibata
菅井里恵 / Lieh Sugai
ナタ・ドラチンスカヤ / Nata Drachinskaya
ユスティナ・チエシリョフスカ / Justyna Cieślikowska
横山 快 / Kai Yokoyama
※2022 PHOTOBOOK AS OBJECT 英語チーム 参加写真者13名のうち、上記11名が有志で今回の展示に参加します。