2017年 Photobook As Object 成果発表展 10/1-15まで



この展示は2017年5月にReminders Photography Strongholdにおいて開催された「PHOTOBOOK AS OBJECT」参加写真家による成果発表展です。
随時更新されていく、作家の出展作品についてはFBイベントページにてご確認下さい。

ページの触り心地、薫り、めくる際の感触や視線の動き、大きさや重さなど、それらと写真が作用して、ストーリーを更に深めるような本作りを私たちは目指しています。

様々なアイデアを取捨選択し、本に落としこむ作業は、膨大なテスト作業の繰り返しです。 一見遠回りのような時間と手間が、まだ見ぬ「自分の作りたかった本/存在感ある作品としての本」に辿り着くひとつの道であることを、このワークショップを通して知りました。

今年は海外からの参加者が半数を占めます。 言語や考え方の多様さにより、講師・参加者同士の議論に厚みがうまれ、自分の本の構成に欠けている要素を発見し、改善する大きな力になりました。

期間中にできた粗削りなダミーブックたち。 これらを出発点として、今現在もより「自分の作りたかった」作品なのか問いながら、各自で制作し続けています。

今だからこそ話せる撮影秘話や制作の失敗談など、会場で皆様とお話できること、心から楽しみにしております。 どうぞお気軽にお越しください。

<会期>
2017年10月1日(日)〜10月15日(日)
午後1時から7時まで(会期中無休・入場無料)

<開催期間中のイベント>
・10月1日(日)午後13時〜
参加写真家によるギャラリートーク
(展示写真集・プロジェクトについての説明など)

・10月1日(日)午後7時〜
交流会
(軽食と飲み物を用意してお待ちしています)
※参加費無料 どなたでもご参加いただけます。

<出展写真家>
Arimasa Fukukawa / 福川有仁
Atsuko Murano Abalos / アバロス村野敦子
Giancarlo Shibayama
Jiye Kim
Kensaku Seki / 関健作
Laura Liverani
Ryo Kusumoto / 楠本涼
Tammy Law
Yan Kallen
Yachiyo Enomoto / 榎本八千代

※2017 PHOTOBOOK AS OBJECT 参加写真者13名のうち、上記10名が有志で今回の展示に参加します。

<講師>
Jan Rosseel / ヤン・ラッセル
1979年ベルギー生まれ。デンマークのthe Danish School of Media and Journalismでフォトジャーナリズムを専攻、オランダThe Royal academy of arts in The Hagueにてドキュメンタリー写真を専攻。これまでにオランダ、ベルギー、グルジア、アルメニア、パレスチナ、イスラエル、キューバ、ラオス、中国で撮影、社会問題の大小に関わらず、そのストーリーにもっともふさわしい伝え方とは何なのかを模索してきた。現在は歴史的な出来事、記憶認識に関するストーリーに取り組んでいる。

Yumi Goto / 後藤由美
アジアを拠点に活動するフリーランスのフォトコンサルタント。プロデュース、キュレーション、フォトエディッティング、リサーチなど、写真に関する総合的なコンサルティングに関わる。重点テーマは、紛争、現代社会問題、人権侵害、女性問題など。これまでNGO、人道支援・人権擁護団体などの写真を使ったキャンペーンや出版、また国際的な写真賞、フォトフェスティバル、イベントのノミネーション、キュレーション及びプロデュースに多数関わる

場所:Reminders Photography Stronghold ギャラリー
東京都墨田区東向島2-38-5
東武曳舟駅より徒歩7分
京成曳舟駅より明治通り沿いに徒歩5分
「ユートリヤすみだ生涯学習センター」隣
問い合わせ先:stronghold@reminders-project.org