10/4-10/5 PHOTOBOOK AS OBJECT / PHOTOBOOK WHO CARES |「T3 PHOTOBOOK MARCHE 2025」に参加します！

09/19/2025

「PHOTOBOOK AS OBJECT / PHOTOBOOK WHO CARES」は、Reminders Photography Strongholdで開催されたワークショップ、マスタークラス、アトラスラボを経て生まれた作家たちによるグループです。
写真集をひとつの表現媒体として深く探究しながら、国内外のフォトブックフェアや関連イベントに参加し、対話を重ねています。
私たちが制作するのは、写真をただ並べた冊子ではありません。
現実をどう記述し、いかに編み直すかという問いを起点に、撮影・編集・デザイン・製本までを含む一連のプロセスを通じて、一冊の本の構造そのものを作品として構築しています。判型や紙の選定、仕掛けのあり方や発行部数の設定にいたるまで、すべてがコンセプトに基づいた思考の痕跡であり、物語の一部です。
写真集とは、視覚だけでなく、触覚や時間感覚も巻き込みながら、現実を再構成する試みであり、私たちはそれを「読む」行為そのものとして捉えています。

今回のブースでは、作家自身が印刷から製本まで手がけた限定版のアーティストブックをはじめ、出版社から刊行された普及版、さらには海外のダミーブックアワードで評価を受けた作品など、多彩な書籍を展示・販売いたします。
会期中は一部の作家がブースに立ち、来場者との対話を通じて、それぞれのプロジェクトに込めた背景や思考のプロセスを共有します。

一冊の写真集は、個人の視点が編まれた小さな宇宙です。
どうぞ会場にて、そのページの奥に広がる思考や問いと向き合いながら、それぞれの作品が開く世界を、ゆっくりと辿ってみてください。

T3 PHOTOBOOK MARCHE 2025

◎会期: 2025年10月4日（土）-10月5日（日）11:00〜17:00
◎会場: 東京スクエアガーデン1F 貫通通路、シティラボ東京6階
◎ブース参加予定写真家（50音順)
・上竹真菜美
・後藤友里
・齊藤幸子
・渡部周
（今後追加で増える可能性があります。）

【出展書籍一覧】
エレナ・コルキナ「The girl in front of the Lake」
茂木良子「無始の貧」
岡本裕志「We do not need you, here. / If I could only fly.」
ルイス・リム「… there is no end」
木村肇「Mišo Bukumirović」
髙木佑輔「SPIN」
　└ 普及版（L’ARTIERE EDIZIONI）
髙木佑輔「KAGEROU」（AKINA BOOKS版）
浦川和也「すみだ川画暦（えごよみ）～THE SUMIDA RIVER ALMANAC〜」
野村幹太「吉田寮旧暗室」
渡部周「The Last Summit」
柏田テツヲ「WARASONO」
アナ・ロレンテ「Archives 【0】」
アンドレア・ボスカルディン「L’OISEAU PERDU」
佐藤丈公「By the river, I can’t hear the seagulls cry.」
上竹真菜美「終焉の近きぞと思う雲隠れ」
クレア・コカノ「RUE DÉSIRÉ CHEVALIER」
ナタリア・ドラチンスカヤ「BINOM」
齊藤幸子「Not Now But One Day」
後藤友里「love knot」
林田真季「Beyond the Mountains」
ジャヒール・ホケーラ「Querio Papa (Dear Dad)」
マラ・カタラン「Williamsburg, A Place I Once Called Home」