RPS KYOTO PAPEROLES サマー・レジデンシー2025、羽星有紗さんを迎えます!
このたび、RPS京都分室パプロルにて開催される2025年夏のレジデンシー・プログラムに、羽星有紗(Arisa Haboshi)さんを迎えることとなりました。
羽星さんは、日本出身で、現在はニューヨークを拠点に活動する写真家・人権リサーチャーです。これまで、東アフリカや東南アジアにおいて企業責任や労働者の権利に関する調査活動を行い、国際労働機関(ILO)やNGOと連携したプロジェクトに従事してきました。近年はフォトジャーナリズムの手法を取り入れ、強制的移動、移民政策、信仰や共同体のレジリエンスといったテーマに取り組んでいます。
今回のレジデンシーでは、ニューヨーク・ハーレムに暮らすセネガル出身のスーフィー教団「バイファル」の人々を追ったプロジェクト「New York Baye Falls」に取り組みます。難民申請中の彼らが新天地で精神的な支えをどのように見出し、いかなる相互扶助のネットワークを築いているのか。羽星さんは、写真と調査を交えた方法で、アメリカ社会における移民政策の矛盾や制度の限界、資本主義社会に生きる彼らの声を可視化する写真集の制作を目指します。
滞在中は、RPSキュレーター・後藤由美のメンターシップのもと、構成や編集の方向性について検討を重ねながら、今後の展開につながる核となる形を探っていく予定です。

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi

©Arisa Haboshi
羽星有紗(はぼし・ありさ)
日本出身、ニューヨークを拠点に活動する写真家・人権リサーチャー。現在はハーレムに暮らすセネガル人コミュニティを題材に、労働・移民・信仰をめぐるテーマに取り組む。作品は、グローバル資本主義、強制的移動(ディスプレイスメント)、そして日常に息づくコミュニティの強さが交差する地点を探求する。
フォトジャーナリズムに転じる以前は、東アフリカや東南アジアで企業の説明責任や労働者の権利に関する調査に従事し、国際労働機関(ILO)やNGOと連携したプロジェクトに参加。大阪大学でスワヒリ語とアフリカ文化を学び、タンザニアにて1年間スワヒリ文学を研究。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で「人権と政治」の修士号を取得し、2025年5月にはInternational Center of Photography(ICP)のドキュメンタリー・プラクティスおよびビジュアル・ジャーナリズム課程を修了。文化人類学的な調査とビジュアル・ストーリーテリングを融合させながら、十分に報道されていないコミュニティへの理解と表現に取り組んでいる。