[製作、販売を終了しました!] 限定版手製写真集販売中「彼女の肖像〜杏子痕」写真・文 にのみやさをり

製作、販売を終了しました!

2014年度RPS企画展第一弾はにのみやさをりさんの「彼女の肖像〜杏子痕」の写真展を開催いたします。4月5日〜5月5日までが会期となっています。
写真展期間中、にのみさをりさんの手製写真集の販売をいたします。
こちらは写真展会期中のみご注文を受付る限定版となります。写真展会場にて、また、遠方の方にはオンラインよりお申し込みを頂けます。
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○署名入り(写真展期間中4/5〜5/5まで製作、販売される、オープンエディションとなります。期間中にギャラリーに在庫がない場合でも、その場でご予約頂いた分は確約となりますのでご安心下さい。)
○サイズ:21X21cm
○42頁
○印刷、製本:にのみやさをり
◎5,000円(+送料)

RPSにて展示期間中のみのご注文受付、販売となる限定版です。お買い求めをご希望の方は、メールにてご予約下さい。入荷次第、発送手続きをいたします。ギャラリーでの注文、受け取りも可能ですので、その場合は発送方法にてお知らせ下さい。
ご注文時のメール件名に必ず、「彼女の肖像〜杏子痕写真集」購入希望、とお書き下さい。
①お名前②住所(必ず〒番号を入れて下さい)③電話番号④Eメールアドレス⑤ギャラリーで受け取りを希望の方はお知らせ下さい。とくにない場合は発送させて頂きます。(発送手送料は別途、基本的にゆうメール、あるいはメール便でお届け、ほかの発送方法をご希望の方は特記してください)
stronghold@reminders-project.orgで受け付けます。

性犯罪被害に遭ってPTSDを背負い、その後、難病のサルコイドーシスであることが分かった杏子。或る時は死に片足を踏み入れ、或る時は生を両腕に抱きしめる彼女。その杏子と対峙し続ける写真家にのみやさをり。ふたりの間には常に、生とは何か、死とは何か、そしてふたりが向き合い続けることとは何なのか、そんな問いが横たわっていた。
そんなふたり―――杏子とにのみやさをりが出会ってから今日までの三年という時間を綴った作品群を一挙展示します。

数年前杏子は性犯罪被害者となり深刻なPTSDを蒙った。日々襲い来るパニックやフラッシュバック、解離といった症状は、他人との関わりを不自由にさせるほど、深刻だった。
そんな病のせいで仕事をやめざるを得なくなり、生活がままならなくなってゆく最中で私たちは出会った。

出会ってすぐ、彼女が進行性大腸癌であることが分かり手術を余儀なくされる。しかもその術後の検査によって、難病・サルコイドーシスであることが分かった。五年後の生存率はたったの5パーセント。

一体幾つ災難が降ってきたら止むのだろう。
まるで嘘みたいな現実。一体何を信じたらいいのか。
こんな中、生きている意味って本当にあるんだろうか。
幾度、もうさっさと死んでしまおうと思ったことだろう。こんなことならさっさと死んで楽になりたいと何度願ったことだろう。
それでも。

杏子は生きることを選択した。生きて生きて生きて、生き切ることを選んだ。

そんな杏子と私の、出会ってから三年という月日を写真で追った。時に死に片足を突っ込み、時に生を両腕に抱く彼女の姿を、写真という術で綴った。
そうした作品群を前に、あなたは何を見、感じてくれるだろう。
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