10×10 Japanese Photo Books

bookdummypress便り: 10人のスペシャリストが10冊ずつ日本の写真集を紹介するという企画。

概要:http://icplibrary.wordpress.com/10×10/

NYABFの期間に合わせICPのMFAプログラムのスタジオでリーディングルームが設けられた他、オンライン上でもさらに10箇所のブログで10冊ずつ写真集が紹介された。



私たちはいま、写真集の黄金時代にいます。テクノロジーの進化によって写真集を作る事が今までになく身近になったせいか毎年新しい本が次々と出版されています。そんななか、自費出版や自主流通の先駆者である日本人作家たちは当初から本のレイアウトやデザインに積極的に携りユニークで個性的な写真集を生み出してきました。

今回の10×10 Japanese Photo Booksでも見てとれる様に今世界中で本という媒体が一番注目されているといっても過言ではありません。「本」があって初めて世界舞台のスタートラインに立てるとも言えます。その証拠に今までは大御所と言われる写真家だけだったのが今回のイベントでより幅広い層の日本の写真家が欧米で認知されるまでに至りました。「本作り」はアーティスト個人の試行錯誤の場でもあり、周りの人々とのコラボレーションの場でもあり、新しい才能の発掘の場でもあります。

The New Yorkerの紹介記事
http://www.newyorker.com/online/blogs/photobooth/2012/09/10×10-japanese-photobooks.html#slide_ss_0=1
BY BOOKDUMMYPRESS
http://bookdummypress.com/

 

bookdummypressが日本にやってくる!
2013年1月のワークショップの応募受付中

来年度に開催が決まったワークショップThe Book Dummy: A non-stop process。この3日間のコースでブックダミーについて、また写真集を想定したブックダミーの制作について講義と実技から学びます。講師はニューヨークのICPで実際に教鞭をとるVictor Sira氏と川崎詩織さん、二人はBookdummypressも運営しています。
日本語のアシストが可能ですので、英語が苦手という方も是非ご参加下さい。定員は15名、応募締め切りは11月15日です。お早めにお申し込み下さい。

ブックダミーとは最終的に本が出来た時をイメージしやすくするためにアイディアを練る場所であり、それを簡単に製本したものです。このワークショップでは講義と実技を交えてブックダミーの役割を説明し参加者各々の写真集を出版する準備を進めて行きます。

<一日目:ブックダミー>
・概要「写真集の歴史」
・ 参加者各々のプロジェクトを紹介&講評
・ ブックダミーの製本例のデモンストレーション
課題:それぞれ構想を練ってブックダミーを作り始める

<2日目:ジンと逐次刊行物>
・ 概要「写真集の今」
・ 写真の編集と並べ方
・ 写真集の基本的なレイアウト
・ 自費出版と自費流通について
・ ジンの作り方のデモンストレーション

<3日目:オンデマンド印刷とデジタル印刷>
・ DTPソフトAdobe InDesignの使い方のデモンストレーション
・ オンラインオンデマンド印刷サービスのための準備方法のデモンストレーション
・ 参加者各々の最終プレゼンテーション(それぞれ作ったブックダミーを紹介)

講師:ビクター・シラ
日付:2013年1月12日(土)〜14日(月)の3日間
(11日の夕方に簡単なオリエンテーションと歓迎会を行います)
場所:Reminders Photography Stronghold
費用:50,000円(会員)55,000円(一般)
定員:15名
応募条件:既に進行中あるいは完了したプロジェクトをお持ちの方。写真25-40枚(参照出来るURLのみ、添付不可)とステートメント約400字。

下記フォームよりご応募下さい。

うまく作動しない場合はメールでstronghold@reminders-project.orgまで。
応募締切:2012年11月15日(木)